2016/10/17

ハンドボール部


雪辱果たし1部昇格!!!

◆平成28度関東学生ハンドボール連盟秋季リーグ戦 入替戦◆
10月2日 対順大  国士舘大学多摩キャンパス


平成28度関東学生ハンドボール連盟秋季リーグ戦 入替戦
立大
36
18-9
30
順大
18-21

昇格を決めた瞬間歓喜する選手たち

  10、9、8、7――。勝利へのカウントダウンが始まった。1部昇格を懸けた入替戦。神様のいたずらだろうか。奇しくも対するのは、春季リーグで立大が2部降格の悔しさを味わった時の相手、順大である。だが立大はチャレンジャーとして、そして2部全勝優勝の勢いそのままにこの試合に向かった。
  降格した“あの日”から彼らは15連勝(=1部昇格、インカレ2勝)を目標として再始動した。春季リーグ2カ月後の東日本インカレでは初戦、2戦と大差で完勝し迎えた3戦目、富士大戦で引き分けるも、得失点差でブロック優勝し見事インカレへの切符をつかみ取った。そして、秋は2季ぶりに2部での戦い。初戦の東大戦、2戦目慶大戦と連続でダブルスコアの勝利を収めると、その後も格下相手に圧倒的な力の差を見せつけ白星を重ねた。1年生も躍動しベンチメンバー全員得点を何度も達成するなど、レギュラー、控え、それぞれが皆与えられた場で仕事を果たした。誰が出ても勝利を収める、チームの底上げを確かに感じさせるものだった。
 
  6、5、4――。無傷の8連勝で迎えた最終戦は、春に1部リーグで対戦し敗北している駿河台大との一戦だったが、接戦をモノにし、見事全勝での2部優勝を果たした。しかし、彼らの視線はすでに次戦へと向けられていた。勝負の入替戦。全勝で優勝してもここで負けたら1部への道は閉ざされてしまう。 「楽しく、立教らしくやれば自ずと勝てる」。大勝負に主将はそうチームを鼓舞した。独特の緊張感が会場全体に漂うなか試合開始。大事な立ち上がり、立大はスタートダッシュに成功する。松川(コ2=興南)が先制のゴールを決めると金城(コ4=興南)、比嘉栄(コ3=興南)も決め3点を連取。しかし、スイッチが入ったのか順大もゴール前の素早いドリブルなどで4点を続けて奪取する。立大守備陣はその強い気持ちで必死に守るが、ファールと判定され退場者が続出する展開に。だが、人数が減っても気合いのディフェンスで粘り、ペースを相手に渡さない。そしてなんといってもこの男である。リーグ戦からの“絶好調男”、キーパー嘉陽(社4=興南)がこの日もチームを救った。様々なパターンでシュートを打つ相手に対し、ひるまず体全体でボールを弾く。まさに鉄の砦如く大きく立ちはだかった。そして、これが立大に追い風を呼び込むきっかけとなる。7-7で迎えた14分、松川のパスカットから下地(コ2=興南)が冷静にシュートを決めると、その2分後には、金城がシュートをバーに当て、コートを転々とするボールを磯田(営2=愛知)がライン際でキープ。迫りくる相手ディフェンスを粘ってかわしゴールする。また、関根(コ1=浦和学院)、小川(済1=駿台甲府)の1年生コンビも果敢にゴールを狙い得点。その後もキーパー嘉陽がシュートを弾き、そこから速攻に転じるパターンで得点を重ねる。さらには、監督に警告が出るなどし、相手は徐々に焦りを見せる。完全に流れは立大のものとなった。18-9と9点差をつけて前半が終了。序盤の粘りが後に立大に風を呼び込み、怒涛のゴールラッシュを見せた。されど入替戦である。そう簡単には勝てない。
  後半、立大がゴールを決めてもすぐに点を返される。引き離しにかかる立大に必死で食い下がる順大。さすがは1部のチームといったところか、体力は落ちずに素早い攻撃を繰り出す。すると徐々に差は縮まり、24分、4点差となり立大はタイムアウト。“あの日”の記憶が頭をよぎる。春の入替戦も前半はリードして折り返すも、後半に逆転を許し敗北を喫していた。しかし、彼らは以前とは違う。手に汗握るこの場面でも選手は焦らず、楽しそうにプレーするのだ。2部で試合するごとに彼らは自信を持ち、試合を楽しむという「立教らしさ」が強く、はっきりとプレーに表れるようになった。そしてついに。
 
  3、2、1――。歓喜の瞬間。選手は互いのもとへ駆け寄って抱き合い、コートには笑顔が咲き乱れる。雪辱を果たし決めた1部昇格の喜びを全身で表す。彼らはリーグ戦から常に「楽しんで立教らしく」という言葉を口にしていた。この日も主将はその言葉で鼓舞した。勝負は楽しい時もあれば、もちろん苦しい時もある。しかしどんな時も楽しむようにプレーが出来ればそれは勝利への近道ではないだろうか。彼らはそれを「立教らしい」プレーで証明した。
 
  4年生は最後のリーグ戦で後輩へ1部昇格という最高のプレゼントを残した。「15連勝」は引き分けを挟んだものの、全勝での2部優勝、そして入替戦に勝利し1部昇格という目標は達成された。しかし物語はまだ終わらない。1カ月後にはインカレが控える。昨年を超える2勝を果たし、4年生は有終の美を飾れるだろうか。歓喜し、阿波の地で踊り熱狂する彼らを見るのが待ち遠しい。
 
(10月12日・浅野光青)

◆コメント◆
#17 下地
―1部昇格を決めた率直な感想
春負けて、その悔しさがある中ずっとこの秋リーグまでチームで1部上がるのを目標でやってきたので、本当にうれしいですし、今日もたくさんの応援が来てくれて本当に春・秋通して多くの方々に支えられているんだなって感じで最高という一言に尽きます。

―安心した気持ちも強いですか
そうですね。今年70周年記念で、OBさんたちにもちゃんと顔向けできるっていうことで本当にほっとしました。

―この1週間どういう風に過ごしてきましたか
チームで順天のビデオを見たり、研究したり自分たちのやってきたことを練習で追究して、秋リーグで悪かったところを修正できた1週間だったなって思います。

―キャプテンから試合前に言われたこと
楽しく、立教らしくやれば自ずと勝てる、という言葉をもらいました。やっぱりキャプテンがそういうことを言うことによってみんなも笑顔になりましたね。最初から1試合通して楽しくやるって決めていたので、自分たちが相手に流れを持って行かれそうになっても、みんなで「笑顔で楽しく、楽しく」ってキャプテンもほかの周りも言ってくれたので一致団結できてよかったなって思います。

―今日白いユニフォームだった理由は?
もともとは紺のユニフォームで。相手は春の入替戦の時も白で勝って、自分たちが紺で負けていて、今日も同じ色で試合する予定だったんですけど、キーパーとユニフォームの条件がいろいろ合わなくて急きょ自分たちが白で相手が赤になりました。でも自分たちのこの白のユニフォームは自分が1年生のときの入替戦で勝った時のものだったので、みんなで縁起がいいぞっていう話をしていて、「白いユニフォームで前勝ったんだから、今回もいけるぞ」っていう今回も白いユニフォームは秋リーグ1回も着なかったので、入替戦の思い出とかも強いユニフォームで、また今回も勝てたのでさらに縁起の良いユニフォームになりました。

―最後にインカレに向けて
インカレは4年生とやる最後の大会なのでそれまでにもっともっと課題を修正して、1試合でも多くできるようにチーム一丸となって楽しいハンドボールを見せていけたらいいなって思います。

#3 松川
-4年生への思い
ずっと高校の時から戦ってきた人だったりチームメートだったりした人もいるので、それぞれに対して思いが強くて、本当に1部に上げられてよかったです。このままインカレも上位進出して、今年のチームが立てた「超越」っていう目標を達成できるようにこれからもがんばっていきたいです。

-今回の試合振り返って1番印象に残っているところは
やっぱりキーパーのポンさんが、ディフェンスが抜かれたりしてもしっかり止めてくれたので、それに応えるようにオフェンスもしっかり攻められたのかなって思います。

#19 磯田
-順天堂大はどんな印象だった?
相手はずっと走って攻撃してくるイメージがあって、それに対応したらばてて足が止まってしまうので、自分たちのペースをちゃんと守ってやっていこうという意識してやっていました。

-試合前でチームに話し合われたことは?
とにかく楽しく立教らしくやれば勝ちはついてくるって話していました。とりあえず、自分たちのプレーをしようと考えていました。

-インカレに向けて
4年生とやれるのがインカレが最後なので立教らしく楽しくやっていきたいです。

#14 金城
-率直な感想
素直にほっとしたのと、嬉しいという以外にないですね、最高です。
-入れ替え戦でも全員かたくならなかった?
ミーティングの時から楽しくやろうとそれだけを徹底したのでそれだけですね。

-2部降格直後のチーム状態について
やっぱり沈んでいた部分もあったんですけど、逆に2部に落ちたからこそ今があるって結果論になってしまうんですけど、2部に落ちて最後1部に上がれて。1部にいるとサンドバック状態じゃないですけど、ずっと強いところと当たるのでいろんなメンバーを使うことができなかったので、一年の小川とか関根とかみんなを2部で使うことでこういうプレーができるんだという引き出しが増えて、きれいごとなんですけど二部に落ちて引き出しが増えてそれで入れ替え戦も勝てたかなと思います。

-昇格まで来られた1番の要因
やっぱり1回1部から落ちて叩き落されてしまったんですけど、けつは地面についていなかったのでそこから高く飛べたので2部に落ちたのは大きかったと思います。

-次の目標はインカレベスト8以上?
はい

-それにむけて何に取り組んでいくか
組み合わせ次第かなとも思うんですけど、いつものように奇をてらわず立教らしさが出せれば全国大会で当たったことがないところとも当たると思うんですけど、楽しくやっていれば行けるところまで行けると思います。

-今後に向けて一言
目標であった1部昇格ができてあとはインカレ2勝が残っているので、勝って兜の緒を締めよじゃないですけど、気を引き締めて残りも11月まで頑張っていきたいと思います。

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