2016/10/15

サッカー部


終盤の猛攻も実らず

◆平成28年度 第49回東京都大学サッカーリーグ戦 【1部】◆
    10月9日 対日本大 日本大学稲城総合グラウンド

第49回東京都大学サッカーリーグ戦1部【後期】

立大

0-1

日大

1-1

得点経過



黒田

16分

70分
74分

失点
失点


秋というよりも冬の寒さに包まれた日大グラウンドで立大は重要な一戦を迎えた。東京都1部リーグの優勝は数字上やや厳しくなってきたが、4位に位置しているため今節の結果次第では参入戦出場が決まるという状況である。しかし相手も優勝に向けて勝利が必要な日大ということで難しい試合になることは必須である。お互い目標に向けて絶対に負けられない試合が立大のキックオフではじまった。

正確なフィードを蹴る井上
「引いて守ろうと試合前に話していた」と副将の関根(済3=桐光学園)が語ったように、立ち上がりから立大はサイドの関根と藤田(済2=清水東)が最終ラインまで下がる守備的な布陣で相手の攻撃に対応した。対する日大は細かくパスをつないで立大ディフェンスを崩しにかかってくる。特に中盤の選手からフォワードへの鋭い縦パスで何度もピンチを招くが、最後の局面でなんとかディフェンス陣が体を張り、得点を許さない。その後も相手の猛攻は続き、16分に試合が動く。縦パスを受けた相手フォワードに強引な突破から強烈なシュートを決められて失点。立大は1点のビハインドを背負うことになった。まずは同点に追いつきたいところであったが、前線から集結してボールを奪いにくる相手に手を焼き、なかなか前線までボールを運べない。厳しい時間が続く中、32分に立大もチャンスをつくる。フォワードの吉澤(コ2=都立駒場)が自陣まで下がってボールを奪い、ドリブルで持ち込む。吉澤はサイドを駆け上がってきた関根へパスし、その関根からパスを受けた菅本(済4=桐光学園)がシュートを放つも相手ディフェンスに当たり枠を外れる。ゴールとはならなかったが、このプレーをきっかけに立大が攻勢に転じる。続く37分にはコーナーキックから加藤(コ2=仙台育英)が頭で合わせるも、わずかにゴールの上へ外れた。そして41分にはドリブルで持ち上がった関根からパスを受けた戸澤(コ2=正智深谷)がシュートを放つもゴール上へ外れる。結局追いつけずに前半は終了したが、失点後の猛攻は後半に期待を持たせるような怒涛の攻めであった。

狙いすましたシュートを放つ吉田
 まずは同点に追いつきたい立大は後半から黒田(コ3=正智深谷)、宮城(コ3=那覇西)、奥谷(コ3=都立駒場)を投入し、試合の主導権を握ろうと試みる。50分、日大に右サイドからのアーリークロスを中で合わせられピンチを迎えるが、これはキーパーの鮫島(コ4=FCトリプレッタ)がファインセーブ。このプレーに対してスタンドから応援する選手たちも鮫島コールで称える。そして試合は徐々に1点を追う立大のペースへと傾く。60分には宮城が左サイドからドリブルで切り込み中の吉澤へラストパス。吉澤がそのボールをトラップしてからトゥーキックでシュートを放つが惜しくも枠をとらえられなかった。その後も前線でテンポ良いパス回しから厚みのある攻撃を仕掛ける立大に70分、まさかの事態が起きる。前がかりになったところをカウンターで攻め込まれて失点。スコアは0-2となる。追い込まれた立大は直後に植木(法3=桐光学園)、吉田(コ1=JFAアカデミー)と攻撃的な選手を起用し、反撃に出る。すると74分、立大に待望のゴールが生まれる。2列目まで降りてボールを受けた植木が右サイドの関根へパスし、そのボールを関根が早めに中へ上げる。そのクロスに対して中で待っていた黒田が相手と競り合いながらもしっかりとヘッドで押し込んだ。残り時間を約15分残して1点差。ピッチの選手たち、そしてスタンドで応援する選手たちも一気に追い上げムードになった。勢いそのままに攻め込む立大はさらに78分、ペナルティーエリア内でボールを受けた吉田が狙いすましたシュートを放つも、相手キーパーが指先で弾き惜しくも枠をそれる。その後も同点ゴールを狙い厚みのある攻撃を展開するが、なかなかゴールを奪えない。90分には本来ディフェンダーの井浦(済1=東久留米総合)を最前線に投入してパワープレーを試みる。井上(法2=桐光学園)や戸澤が何度もロングボールを相手ゴール前に放り込むも、最後まで日大の粘り強い守備陣からゴールを割ることができない。結局猛攻も実らず、試合は1-2で終了した。

この試合の敗戦により、実に6試合勝ち星がないということになった。その数字だけ見れば、たいへんネガティブな結果かもしれない。しかし今節の他会場の結果により、次節に勝ち点を取れれば、つまり山梨学院大戦で引き分け以上ならば参入戦進出が決定する。そのこともあり、選手たちからは参入戦出場に向けての前向きなコメントを聞くことができた。泣いても笑っても今シーズンのリーグ戦はあと1試合。ぜひ最終節では選手たちが満足のいく結果を収めて、参入戦出場を勝ち取ってもらいたい。
(10月15日・森亮太)


◆コメント◆
#41 関根 陸(済3=桐光学園)
 「今日の試合は入りが良くなかったです。ハーフタイムに監督から喝を入れられてようやくスイッチが入ったけれど、やっぱり後半のサッカーを前半からやっていかなくては参入戦では戦っていけないと感じました。立ち上がりはしっかり引いて守って失点をしないようにという考えだったのですが、早い時間帯に先取点を取られてしまったのでゲームプランが崩れてしまいましたね。つないでくる相手ということを意識しすぎて引きすぎてしまったので、次からはもっと臨機応変に対応していかなくてはいけないと思いました。得点シーンに関して、あのようなキーパーとディフェンスラインの間に落とすようなクロスは自分の得意な形なので次からも狙っていきたいです。そして次節は参入戦がかかった大事な試合なので、緊張感がすごいとは思いますが、その中でも自分のプレーを出して、気持ちよく終わりたいなと思います。」

#57 黒田 佳吾(コ3=正智深谷)
「前半ベンチから見ていて、プレスのかける位置とかが定まっていなくて統一されていないなと感じました。後半の頭から出場となりましたが、負けている状況だったので点を取ってやろうという気持ちで試合に臨みました。前半はチームとして引いて守りながらも、前からはめにいった方がボールを奪えていたので自分が出場したら積極的に前からプレスをかけていこうと思っていました。実際やってみたら割と前ではめることができたので、そこは良かったかなと思います。日大は想像してたよりも蹴ってきたという印象でした。選手個々は昨年関東で戦ってた人たちばかりなのでレベルが高いなと思いました。しかし、先取点を取られたのは相手がどうこうというのは関係なく、自分たちの入りが悪かったのが問題かなと思います。得点シーンは関根選手が右サイドでボールを持ったときに、相手の自分に対するマークがルーズになっていました。良いコンビネーションでゴールを獲れたと思います。次節は最終戦ですが、ずっと勝てていないので、引き分けで参入戦に進めるということは考えずに勝ちに行きたいです。」
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