2016/10/24

陸上競技部


夢舞台へ、未知なる挑戦

◆第100回日本陸上競技選手権大会◆
6月26日 パロマ瑞穂スタジアム
日本陸上界最高峰の舞台である日本選手権。今年度はリオデジャネイロ五輪の選考も兼ねて行われたため、各種目激戦が繰り広げられた。立大からはエースの出水田(コ3)が登場。オリンピック出場を目指す彼女は春先から経験のない3000m障害に挑戦し、準備を進めてきた。出場には今大会での参加標準記録9分45秒の突破と3位以内に入ることが条件となる。リオデジャネイロ五輪への最後の挑戦がはじまった。

水濠を跳び越える出水田

会場を包む陸上ファンの冷めやらぬ熱気とは対照的に競技は冷たい雨の中スタートした。上位を狙う出水田は序盤から先頭集団に付きたいところだが、不慣れな雨のレースに出遅れてしまう。「不安のままスタートしてしまった」と語るように滑りやすくなったハードルへの恐怖心をぬぐい切れず、1周目の水濠では手をついてしまうなどハードリングに苦戦。 それでも足をかける跳び方から跳び越える跳び方に変えることで恐怖心を克服し徐々に順位を上げていく。しかし、序盤の出遅れがひびきトップ集団とは大きく離される。出水田は最後までトップを追いかけるも4位でフィニッシュ。出水田の挑戦は幕を閉じた。

 「本気でオリンピックを狙えていなかった」と出水田。1位でゴールし出場権を獲得したのは同世代の選手。後半の走りは良かっただけに、悔しさをのぞかせた。しかし、今回の挑戦は決して無駄ではない。オリンピックを目指し、戦った経験は4年後、必ず彼女を助けるだろう。目指す場所がリオから東京に変わっただけ。ただ前だけを見据え、再スタートを切る。

(10月19日・柏本晴也)

◆コメント◆
出水田眞紀
「1番大きな目標としては9分45秒を切ってオリンピックを目指そうと思っていたのですが本気でそこまで思えていなかったです。また、雨のレースも今回が初めてだったので、不安のままスタートしてしまいました。目の前で同い年の子がオリンピックを決めて、本当に悔しいです。経験の差もあるのですが私は気持ちの面で引いてしまっていた部分もあったと思います。オリンピックを決めた子はレースで転んだところも目の前で見ていて、それがあっても記録も結果も残せるというのは本当に気持ちが強いんだなと感じました。(オリンピックに)いけなくてもオリンピックを狙って日本選手権に臨むっていうのは大きな収穫になったと思います。実際今回同い年が3000mSCでオリンピックを決めたように、手に届くところで狙うことができる3000mSCに出れたのも、来年の世界選手権とか4年後のオリンピックにも繋がると思うので、そういう意味では今回3000mSCに出て、駄目ではあったのですがオリンピックを狙って日本選手権を走れたというのは次に本当に繋がるかなと思います。まずは来年のユニバーシアードのハーフマラソンで優勝することが世界大会での1番近い目標かなと思います。」

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