2016/12/13

合気道部


若い力

◆第35回学生合気道新人戦◆
11月6日 立教大学新座キャンパス体育館

まだ11月の序盤とは思えない寒空の中、今年も新人戦が幕を開けた。多くの1年生を新しく迎え新体制となった立大合気道部。半年間の練習で培ってきた力を発揮する初めての舞台となる。

技の美しさを意識しながら競技する池田(社1)
組手乱取の部で優勝したのは池田(社1)。「先輩からご指導をいただきました」と謙虚なコメントをした彼女。演武のような方式で争われるこの種目は、単に勝ち負けがはっきりするのではなく技の美しさが勝敗のカギとなっている。試合後池田は、「残身と発声を意識して取り組んだ」と振り返り、普段の練習の政果が発揮され最高の優勝という形で大会を終えた。また杉田(法1)は準優勝を果たした。
 打込乱取で準優勝を果たしたのは門脇(文1)。積極果敢に攻める姿勢で次々と相手を破る。決勝では相手の面、技ありで負けてしまったが1年生らしく元気な姿で躍動した。

綜合乱取の部では片山(現2)が登場。この種目の醍醐味は、規定内において打ち、投げ、抑え、固めなどの技が自由に出来る事だ。初戦は不先勝で勝利する。続く2回戦では普段、共に練習をする瀬戸(現2)と対戦。互いに有効な技ありを奪えない接戦を繰り広げる。結果は片山が判定勝ち。決勝に駒を進めた。決勝では惜しくも敗れてしまったが堂々の準優勝であった。
 捕技乱取に出場したのは瀬戸。形が崩れた技やむやみに力を入れた技よりも正確さを要求されるのが、捕技乱取の特徴である。今までの練習の成果を十分に披露して勝ち進んだ。惜しくも決勝戦では負けてしまったが、正確さを観客に見せつけた準優勝であった。
 団体戦には梅津(法1)、山田(観1)、門脇(文1)、小林(現2)、瀬戸が出場した。第二試合は日大理工と戦い、梅津が引き分け、山田が判定勝ちするも敗北。第三試合では東京電気大。梅津が判定勝ち、門脇が引き分けるも、団体としては敗れた。


初の公式戦ながら、1年生が優勝をするなど若い力が随所に見られた今大会。出場した選手それぞれが手五体と課題を見出したに違いない。次の大会は来年の夏。彼らが更なる研鑽を積み、成長した姿を見るのが今から待ち遠しい。
(11月14日・佐谷瑞希 槙本大将)


◆コメント◆
片山(現2)
―この大会に向けて取り組んで来たこと
 「綜合では打ちですね。OBの先輩から一番良いのが打ちというのは言われていました。投げ技とかあんまり得意ではなかったので、打ちで一本取れるように。あとは、打ちだけだと投げ技かけられた時など接近戦になった際に全然対応できないので、足技をメインにやっていました。捕技は焦らず正確に。あとは魅せる試合を意識しました。」
―今大会の目標は
 「自分は公式戦で一回も勝ててなかったんですよ。去年の新人戦でも一回戦負けで、学生選手権でも個人で出させてもらったんですけど全然結果が出ませんでした。技はかかったんですけど、その後の判定で負けてしまったので。なので、とりあえず一勝しようと思っていました。」
―綜合乱取の部を振り返って
 「まぐれみたいなのがいっぱいあって。瀬戸との試合(準々決勝)で向こうの方が技がうまかったので、負けたかなって思ったんですけど審判の判断で勝って。あとは一回戦で内刈りが決まったのが良かったですね。内刈り二発一本でとれたので。なのでこの大会で一番充実感があったのは一回戦ですね。」
―決勝戦は
「力負けです。向こうの選手が柔道2段とってるんですよ。だから接近戦になったら負けるなって思ってたんですけど。全く歯が立たなかったです。あの投げ技を攻略しないと絶対勝てないなと。」
―捕技乱取の部を振り返って
 「まぐれ当たりが多かったですね。自分が対戦した人って多分受けができてなくて。自分が攻撃側で相手が捌くじゃないですか、その捌きができてなかったので。あとはあの学校はここが弱いから攻めようとか研究してやっていましたね。」
―去年の新人戦から一番変わったこと
 「今までは型を守んなきゃって思い込んでいましたが、だんだん自由になっていって。この間の練習でも瀬戸に怪我させちゃいました。とりあえず削っていけみたいな感じでやってますね。あんまりそういうタイプには見えないと思うんですけど。」
―優勝された池田さんについて
 「普段は割と朗らかですね。そんなに嫌なこと言うタイプじゃなくて、どちらかというとまとめるタイプです。試合になると気合が入りますね。いつもぽわーっとしてるのに残身の時はビシッとしていて。長谷山先輩と似てる選手ですね。今年4月から教わっている道場の先生からも、上手いって言われてますね。池田と山田望(敢闘賞受賞)は。大学から初めたのに上手いですよね。池田が剣道やってて山田望がソフトボールやってて。今年の一年生は本当に上手い子が多いなって思います。今後に期待ですね。来年の学生選手権は今回力負けして本当に悔しかったので、まずは団体戦優勝に向けて頑張りたいですね。あと一応自分の中で夢があって、大西先輩の代に学生選手権で全部門(捕技、綜合、自由型、団体戦)優勝したんですよ。これできたら凄いなと思っていますね。団体戦は特にこの代では絶対優勝できると思うので頑張っていきたいと思います。」

池田(社1)
―今日を振り返って
 「がんばりました。1年生の女子がもう一人の山田しかいなくてずっと一緒にがんばってきました。思わず、勝った後抱き合いましたね。」
―大会の位置づけ
 「新人戦で、初段以下の人が出場できる大会です。指導しにきてくださる道場の先生に、「いままでやってきたことを出せれば大丈夫だよ。」と言われてがんばりました。」
―どのような指摘をいつもされるか
 「残身と発声ですね。残身というのは技をかけ終えて決めるやつです。決まってなくてもそこを堂々とやることで良い得点がでます。私結構猫背なので苦手なのですが、そこをちゃんと意識してやりました。発声は練習するうちに慣れて、できるようになりました。」
―立大の選手との対戦もあった
 「勝ったらうれしいなって感じでした。1年生同士でいつも組手を練習しているので、いつもとあんまり変わらない感覚でしたね。勝った時はうれしかったですね。」
―ご自身について
 「右往左往な感じです。軸がブレブレで偉い人に指示されたら、すぐに変えてしまいますね。今日は緊張して朝から大変でした。とてもおなかがすいたので、これから同期のみんな打ち上げ(しゃぶしゃぶ)に行くのが楽しみです。」

梅津(法1)
―今日を振り返って
 「団体戦は初戦において良くなかったです。それでも、二回も勝てたので良かったです。」
―デビュー戦ですね
 「はい。緊張もしました。」
―個人戦、打込乱捕を振り返って
 「同じ大学の人に負けてしまって悔しいです。色々、結果に満足はしていません。」
―合気道を始めたきっかけ
 「なんとなくですね。やってみると難しいですね。 勝ったり負けたりです。」
―現在取り組んでいること、目標
 「今は面ばっかり練習していますね。次に出場する際は、綜合になるので練習して勝てるようにしたいです。」

杉田(法1)
―初めての大会だったが、緊張したか
 「やはり初めての大会で緊張しましたし、打込乱取が最初の試合だったのでより緊張してしまいました。」
―決勝戦の相手が立大の選手だった
 「同じ大学だからこそ負けたくないし、絶対に勝って優勝したいという気持ちがありました。だからこそ準優勝は悔しかったです。」
―ライバル視しているところがあるのか
 「池田はとても技が綺麗で、普段の練習見ていてもやはりうまいなと思っていました。こういう場で組手をやれたので是非勝ちたいなとは思っていました。」
―合気道を始めたきっかけ
 「体育会に入りたくて何のスポーツやろうかなと思っていました。合気道だったら大学で始める人も多くて、ついていけるかなと思い新歓に行きました。そこで雰囲気もあっていたので、入部させていただきました。」
―今後の課題について
 「技のスピードが少し遅かったので、技をかけて審判にアピールしていきたいと思っています。」
―これからの目標
 「今はまず準優勝という結果を素直に喜んで、明日から切り替えて次の大会に向けてしっかり練習したいと思います。」
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