2016/12/05

スケート部スピード部門


目標達成!勝ち取ったユニバ日本代表

◆第28回ユニバーシアード冬季競技大会日本代表選手選考競技会◆
  11月12日~13日 山梨・小瀬スポーツ公園アイスアリーナ
山梨・甲府の地で開催された今大会。1月のユニバーシアードの日本代表選手を決定する非常に重要な試合だ。ユニバーシアードとはいわば「大学生のオリンピック」。将来世界での活躍を目指す渡邉(済2)にとって、何としても勝ち取り経験しておきたい舞台だ。目指すは総合5位以上に入り代表選出。燃え上がる闘志を胸に、渡邉はリンクに降り立った。


挑んだ1日目
最初の種目は彼が得意とする男子1500mだ。予選・準決勝ともに余裕を感じさせる滑りで1位通過し、迎えたA決勝。先行逃げ切りを得意とする渡邉は序盤でトップに躍り出ると、レースを積極的に引っ張っていく。しかし中盤にかけて三澤(阪南大)や斉藤(神奈川大)が迫り、激しい首位争いに。ラスト3周で相手に外側から抜きさられると、そのまま3着でフィニッシュ。「後続を気にして頭がこんがらがってしまった」と反省点を振り返るも、3位を死守できたことには満足感を漂わせた。
先頭でレースを引っ張る渡邉

 続いて男子500mに出場。ここでも予選1着で準々決勝に進出する。準々決勝も得意の戦法でレースを支配すると、1度も首位を譲らず1位でゴールした。しかし、迎えた準決勝では相手選手との接触により失格。準決勝敗退となった。「1500mが良かっただけに、少し焦りすぎてしまった」。今後は一戦一戦をより冷静に対処していくことを誓った。

種目によって明暗が分かれる結果となった1日目。今日の反省を明日のレースに生かし、目標達成に向け挑んでいってほしい。
(11月20日・大島佳奈子)

勝負の2日目
この日は男子1000m。代表の座をしとめるため、自身の中でプレッシャーを感じながらも「強い気持ちで」臨む。

 予選、1周目こそ2位で通過するが、以降はトップを走り続け余裕の首位通過。続く準々決勝も同様のレース展開で、最後は振り切り先頭でゴールし、準決勝へ駒を進める。前日の結果から「ここで2位に入りA決勝へ残ること」が彼の大きな目標であった。勝てば代表入りへ大きく前進するレースがスタートした。渡邉は最初の混戦から抜け出し、トップで走り続ける。終始スピードを落とすことなく、圧巻のレース展開を披露。見事首位でゴールを走り抜け、A決勝進出を決める。

コーナーを滑る渡邉
目標以上の滑りは決勝への大きな弾みとなった。笛が鳴るとスタートに成功し1、2週目は先頭を走る。だが3週目は抜かれて2位で通過。しかし直後、好調を維持する彼は再び首位の座を奪い返す。そこからは、危なげない走りでそのまま集団の先頭を独走する。結局、大会新記録でゴール駆け抜けた。「自分のレース展開で試合を構成できた」 と試合後振り返った。

見事この日は優勝を果たし、表彰台の頂上へ立った。さらにその後、ユニバーシアード代表入りも無事決定した。しかし、彼にとってこれは通過点。「一喜一憂」はせずに、眼の先はすでに次の戦いへ。来年1月に日本選手権、そして同月末にはカザフスタンで開催されるユニバーシアード世界大会が待つ。「同じことをただ続けていくだけ」。今の自分に満足しない男が世界へ走り出す。
(11月20日・浅野光青)

◆コメント◆
渡邉(1日目)
―今大会の位置付けは
僕が現時点で狙える1番大きな大会がユニバーシアードの選手権で、大学生のオリンピックのようなものなんですけど、狙える中で大きな大会で今シーズンの中でもすごく狙っていました。夏場練習してきたので、俺の中ではかなり高い位置ポジションの大会でした。

―1500mを振り返って
序盤から前に、先頭を引ききって、自分でレースを作ることができました。結果的には3位だったのですけど、レース内容に関しては上出来かなと思います。決勝ではずっと先頭を引いていて、外から来る選手と内側がら来る選手、両方を対応しなきゃいけなくて、自分でもこんがらがってしまいました。結局外からすごいスピードで来られて抜かされてしまったのですが、先頭にいながらすごくごちゃごちゃしていました。ですが3位を死守できたことに関しては唯一の良かった点かなと思っていて、3位という結果には満足しています。

―500mを振り返って
準決勝で失格してしまったのですが、少し焦っていたかなと思います。もう少し落ち着いて、冷静に処理できていればなと今振り返れば思います。


渡邉(2日目)
―今日の試合を振り返って
朝が早かったというのもあり、予選は割とウォーミングアップを兼ねてというのもあったので本番は準々決勝からと考えていました。予選もそうでしたが、準々決勝、準決勝、決勝と自分でレースを作って、最初から最後まで先頭で逃げ切って勝つというレース展開をしたいと思っていたので、それが出来て良かったです。

―今日の1000mはどういった気持ちで臨まれましたか
昨日500mで失敗したので、とにかく今回は1000mで結果を残さなければ駄目だなというかんじで、すごく自分自身の中でプレッシャーを持ちつつ強い気持ちで臨みました。目標としてはA決勝に残りたいと考えていたので、準決勝で2位以内に入ることを考えていました。

―A決勝へはどのような気持ちで
A決勝に残った時点でユニバーシアードも確定していたので、あとは結果、というよりは今回は僕がやりたいレース展開をしたくて、それが全部はまって出来れば結果がついてくるかなと思っていたので、結果優勝できましたけど、自分のレース展開で試合を構成できたということが今後へつながると思うし一番うれしいです。それが収穫でした。

―課題はありますか
一つは昨日の500mのトップスピードが足りていないということで、出口のイン側がまだ空いているというか、簡単に選手に入られてしまっています。そのため500mのレース展開とトップスピードが足りていないというのと、今回は大学生しかいなかったので、僕が比較的優位にレース展開を進められたんですけど、ナショナル選手がいざ入ったときに僕が主体となってレースをつくれるような状況では無くなってしまうので、その時の対応も今後考えていかなくてはと感じています。

―インカレからこの大会も勝ってよい流れで来ているのでは
去年もそんな感じで、距離別と選手権ダメダメだったのでここで一喜一憂しないでって感じですね。同じことをただ続けていくだけです。

―次の具体的な目標は
一番は1月の日本選手権ですね。日程的にワールドカップはユニバーシアードと被っていて出られないのですが、日本選手権はナショナルの選手とやる久しぶりの試合なので、それとユニバーシアードで世界の選手と戦って必ずメダルを取れるように、その二つが今後の目標です。
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