2016/12/05

ソフトテニス部男子


悔しい秋季リーグ2部2位

◆平成28年度関東学生ソフトテニス秋季リーグ戦◆
11月5~6日 千葉県・白子サニーテニスコート
今年も茂原の地で開催された関東秋季リーグ戦。前回の春季リーグ戦で48年ぶりの2部優勝を果たした立大ソフトテニス部男子にとって、今回も目指すのは「優勝」の2文字のみだ。2日間プレーに応援にとチーム一丸となって戦った彼らであったが、天候などに苦しめられ思うように戦えない場面も多く見られた。最後まで健闘したものの、5戦を3勝2敗とし2部2位で秋季リーグを終えた。

波乱の1日目
初戦の相手は春リーグで2部に昇格し勢いに乗る城西大だ。1試合目は敗れたものの、2試合目の石川(現2)・安藤(済3)ペアは息のあったプレーで相手に攻撃の隙を与えずG5-0と完勝する。続いて3試合目に出場した山田(文3)も、脚力を生かした力強い戦い方で敵を圧倒。G4-1で白星をあげた。その勢いに乗り4試合目、5試合目のいずれも大差で勝利。「2部優勝チームとして3部との違いを見せつけたかった」という安藤の言葉通り、チームスコア4-1で城西大を圧倒的な力で粉砕。好調な滑り出しを見せた。

ガッツポーズをする石川と歓声を上げる仲間たち
2戦目の相手は東海大。ここではオーダーを変え、石川・安藤ペアを1番手にもっていき臨んだ。石川の強烈かつ粘り強いラリーで相手が崩れたところに、安藤がすかさずボレーを決める。この流れが上手くはまり、G5-2で勝利した。石川は「強化していたロブもよく使えた」と満足げな表情を見せた。このまま流れをもっていきたい立大であったが、2戦目、3戦目は点差を付けられ敗北してしまう。あとがなくなった立大の4戦目には、エースペアの佐藤(コ2)・土井(文1)が登場。なんとしても勝ち取りたい試合であったが、ここでも相手の勢いに押され一気に3ゲーム連取されてしまう。「自分の思い描いているプレーが全然出来なかった」(佐藤)。そのまま反撃のチャンスを掴めずG1-5で敗北し立大の負けが確定。続く5戦目も敗れチームスコア1-4で東海大に軍配が上がった。

続くは東経大との3戦目。東海大戦の悪い雰囲気がここでも続き、ここまで全勝の石川・安藤ペアが1戦目で苦戦。G1-1と一時は追いついたもののそこから再び離され、G1-5で敗れてしまう。2戦目に登場したのは荒井(法3)・西(営1)ペア。荒井は今回レギュラーとしては初のリーグ戦出場だ。試合は取っては取られの接戦となり、勝負の行方はファイナルゲームにまでもつれこむ。いつも以上に熱のこもった応援と、それに応えるように声を出し相手に食らいつく2人。最後まで諦めずボールを追ったが、一歩及ばずG4-5で惜敗。ここで日没となり1日目の戦いが終了となった。
1日目の終わりでチームスコア0-2とまたもや窮地に立たされた立大。勝負は明日の主将・山田に託されることとなった。今日の悪い流れを引きずらず気持ちを新たに、2日目の戦いに臨んでいく。

勝負の2日目
前日日没により持ち越しとなった東経大戦、チームスコア0-2でリーグ2日目は幕を開けた。1日目の東海大戦での敗北から続く負の連鎖をなんとか勝利へ変えたいところだ。しかしこの日も朝早くから吹き荒れる冷風が選手たちを翻弄し悩ませた。
絶体絶命の東経大戦、粘り強く戦う山田


2日目最初に戦うのはシングルス出場の山田。風によるアウトに苦戦しながらも強気のプレーで先制する。途中お互いが駆け引きしあいながら続く長いラリーを相手に取られ流れが変わってしまうと思われたが、粘りのプレーを続けG4-2で勝利を収めた。山田の好プレーにより幸先の良いスタートを切った立大。続く4試合目は佐藤・土井ペア。序盤2ゲームとも連取されるも終盤逆に3ゲーム連取し返し僅差で勝利した。絶対に負けられない5試合目。東経大戦の勝敗は峯村・中村ペアに託された。後衛の峯村(コ2)の安定したストロークが功をなし、時折入る中村(コ3)のボレーで相手を惑わせ見事5試合目も勝利。東経大にチームスコア3-2で勝利した。

続いてリーグ4戦目の相手は慶大。1試合目を落としてしまうものの、立大の快進撃が始まったのは2試合目に登場した石川・安藤ペアから。石川の使いこなす鋭いスマッシュと深いロブ、安藤の高身長を活かした角度あるボレーで得点を連取し勝利。調子の良い山田もそれに続く。とにかくボールを粘り強く拾う山田は強敵相手に4-0の快勝。4試合目、5試合目ともに立教に傾いた流れは変わらず、慶大にチームスコア4-1で勝利。
試合に勝利し仲間とハイタッチをする佐藤(右)と土井


最終戦の専大は春に完勝した相手。このままの流れで、勝利で終えたいところ。しかし日も暮れ始めこの日一番の強風が吹き始めた。1・2試合目とも相手ペースにのまれ落としてしまい東経大戦が蘇る。もう後がない立大。3試合目に登場した波に乗る山田が悪い流れを断ち切りたいところであったが、得意のバックハンドでアウトを連発するなど実力を発揮できず敗北が決定した。しかし勝敗が決定しても4・5試合目で執念の粘りを見せ温かい拍手でリーグ戦を締めくくった。

立大は今リーグ3勝2敗で2位。春季に成し遂げた2部優勝連覇・目標である「1部昇格」は惜しくもお預けとなってしまった。しかしこの2日間の彼らを悩ませた悪コンディションからたくさんの課題を得たようだ。また「春はがむしゃらにボールを追いかけるだけ」「秋は負けられない気持ちが大きくなった」と語った土井。半年間で精神的な成長を遂げた彼は、来春もう一回り大きくなって茂原に帰ってくるだろう。次こそは念願の1部昇格。立大ソフトテニス部男子が、再び黄金伝説を作り上げる日が来るのを願ってやまない。
(11月6日・大島佳奈子、松下咲貴子)
◆コメント◆
安藤(1日目)
―初戦の城西大戦はすごく調子が良いように見えたが
3部から上がってきた学校で勢いがあるかと思ったので、いつもより格別に集中してやりました。相手の後衛が「どこに打ってくるか分からない」タイプではなくて、すごく基本に忠実で相手の後衛に返すタイプだったので、こっちとしてはすごくやりやすかったです。
―安藤さんのタイプとして横のほうが得意ですか
そうですね。僕は上を叩くのはあまり好きではなくて、石川がガンガン打っているときに相手が崩れて返したボールを出ていって取るみたいな。(死に球とかを?)そうですね。
―東海大戦を振り返って、山場だったと思うが
あの試合は、僕はほとんど相手の後衛を捕まえられなかったので、石川が頑張ってくれてそのおかげで勝った試合です。チームとしては東海大に負けて、そのあと気落ちしてしまって。全勝でいこうと思っていたので、仕方ないけどモチベーション的にそうなってしまいました。

荒井(1日目)
―今回レギュラーとしては初のリーグ戦でしたが
1試合1試合しっかり出場して、自分のプレーをやりきるということを目標にしていました。他の大会とは違い、相手も相手で真面目にというか、気持ちをすごく入れて向かってくるし、仲間たちもすごくしっかり応援してくれました。戦う大学みんな勝ちたいとう思いを強く持って戦っていくので、本当に緊張感とかが他の大会とは全然違いましたね。
―西くんとのペアは
西と組み始めたのは2週間くらい前なのですが、1年生ながら自分の出来ないところとかをしっかり引っ張っていってくれているし、気持ちがきつい時にもしっかり言ってくれる後輩なのですごく組みやすいです。
―東海大戦ではインカレベスト8ペアと戦いましたが
最初に1G取れてそのままの流れでいきたかったのですが、その後自分が不甲斐なすぎて前衛に捕まってミスミスというかんじだったので、相手の方が簡単にミスってくれないというところは本当に格上なのだなと感じました。
―東経大戦を振り返って、今の心境は
大将の石川たちが負けてしまったので、ここでまた負けて0-2にしたらいけないと思っていました。前の2試合に比べれば1番自分的には出来た試合だったと思うんですけど、G4-2になったところで少し弱気になってしまったことや、ファイナルの前で西がちょっとミスを重ねてしまって、その時にすぐ声をかけてあげられない自分の弱さをすごく感じましたね。ファイナルゲームに入ってからも自分の気持ちがすごく弱いなと思いました。

土井(2日目)
―東海大戦で佐藤さんのメンタルがやられた時に土井さんがプレーで助けたそうですが
いや、助けてはいないです(笑)。自分も結構ミスをしていたので、サーブレシーブはちゃんとやろうと思って。レシーブも攻めたのですが駄目でしたね。相手の調子が良くて打った球が全部入ってきて。こっちがロブ、ロブで守りになってしまったので、そこですね。
―対専大戦の敗因は
最終戦だったのと風がそのときだけいきなり強くなったので、そういう面があったんじゃないかなと思います。荒井さんペアも負けてしまって流れが悪くて。そのあと石川さんも負けて、真輝さん(山田)も負けて。もっと風上手く使えたら有利なのかなと思いました。 ―今回の秋リーグではどのような収穫がありましたか
格下、格上関係なく自分のテニスを普段通りやらなきゃいけないというのを実感しましたね。普段と違うことをやろうとするとどうしても空回りしてしまって。自分から攻めたりとか、自分のテニスをすることが大事だなって思いました。
―来年の春リーグまでにはどこを伸ばしていきたいですか
個人的にはサーブレシーブもですが、ディフェンスのボレーもミスをしていて。そういう細かいところを詰めていきたいです。あとチーム全体の雰囲気を良くしていきたいです。

佐藤(2日目)
―リーグの総括
今回は僕、本当に応援と土井に助けられたリーグだったなと思います。東海大戦は特にすごくやりづらかったです。知っている相手だと「よっしゃ頑張ろう」となるのですが、相手の名前を全く知らなくて、気合いも入らず臨んでしまいました。あと全然相手の球に合わなくて、ボールが止まるような感じですごくやりづらくて全然打てなかったです。プレッシャーもありました。4番手に慣れていないというのがあって。いつも前半に出ていて、後半に出たのは初めてで、なんかいつもと違うなということは感じていましたね。
―課題はメンタル面ですか
そうですね。僕はやる気に比例するタイプで、やらなければいけないと思えばやる気が入るし、適当にダラーとやってしまうこともあります。これは悪いところでもあるし、逆に良いところにも活かせると思っています。
―リーグも4回目となりましたが、2年生になって変わったことは
負けられない意識は1年生のときより強くなりましたね。そこで頑張っていく精神力がついたのでその点は成長したと思います。

山田(2日目)
―2日間を振り返って
調子はあまり良いとはいえなかったです。1日目の東海大戦は相手のペースに持っていかれて、そこからチームの調子が崩れてしまいました。2日目の東経大戦は流れを変えたかったので気合い入れてやって。最後のセットポイントはもう意地で取りにいったかんじですね。
―東経大戦は立大が0-2での登場でしたが主将としてのプレッシャーはありましたか
そういうのはあまり感じなかったです。自分カウントとかあまり気にしないタイプなのでそこは考えていませんでした。ただそれまで立大の流れが悪かったのでその流れを変えたいなとは思っていて、それを考えてプレーしました。
―接戦の試合から得たものはありましたか
拾うことの大切さですかね。

石川(2日目)
―2日間を振り返って
前回春リーグが1位だったので受け身にならずにどんどん自分らから攻撃して攻めるテニスをしようと考えていました。今日はこの天候で調子は良くなかったです。風が本当に強くて、僕はどんどん打っていくタイプなので風があるとやりにくいというか、強く打つとアウトになったりするので。その打てない状況になった時に僕は弱いので、悪天候でも通じるようにしていきたいなと思います。
―専修大の相手には実力では負けない相手でしたが
ちょっと悔しいですね。安藤さんに迷惑をかけてしまったなと思います。後衛がちゃんと打てないと前衛は仕掛けようにもどうしようもないので。今回は本当に申し訳ないと思います。安藤さんとはすごくやりやすくて助けられています。自分が打って相手が苦し紛れに打ってきたボールにしっかり止めを刺すというのをちゃんとやってくれるので。
―強化していると仰っていたロブは意識してプレーしたか
1試合目あたりは風が弱かったのでロブが出来たのですが、東経戦から風が強くなってきてロブっていう選択肢がなかなか取りづらくなってきてしまいました。1・2試合目はロブを使えていたので良かったなと思います。2試合目はいつもなかなか褒めない監督が「良かった、お前しっかりロブを打てるようになったな」と言ってくれて嬉しかったですね。
―二日間の良かった点は
バックハンドが打てるようになったのは大きいです。去年の秋や春リーグはバックハンドが全然打てなかったのですが、今回は本当に練習してバックで攻められるようになり、そして今回はバックで点も稼げるようになったので、そこは大きいですね。
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