2016/12/19

ラグビー部


御苑組最終戦、男たちの熱き戦い
◆平成28年度秋季関東大学対抗戦A・B入替戦◆
12月11日 対成蹊大  熊谷ラグビー場Bグラウンド
チーム一丸となって鼓舞する立大
明学戦に勝利し対抗戦Bグループ全勝優勝を果たした立大は、1年間待ち望んだ入替戦をついに迎えた。「昇格」というひとつの目標のためにこの1年間練習に明け暮れた。御苑組の集大成とも言えるこの一戦、対するは昨年の入替戦で敗北した成蹊大。師走の冷たい風が吹き荒れる中、男たちの熱い戦いが始まる。

 前半風上でプレーを始める立大は、CTB諌山(観4)が中央に先制トライを決める。SO御苑(観4)のキックも成功し、7-0と成蹊大を圧倒。ペナルティトライを取られ同点となるも、立大は焦らず自分たちのラグビーを続けていく。流れに乗る立大は、敵陣ラインアウトからFWがモールで押し込みNO.8増田(社3)がトライ。強風の中でもSO御苑がキックを決め、14-7とリードを広げる。苦しい時間が続くも、FB床田(観1)がステップで相手を抜き去り、パスを受けたWTB青木(観4)が豪快なランで大幅ゲインをするとSH濱須(文4)がラックからそのままトライを奪った。

 21-7とリードを広げて折り返した後半。成蹊大ペースで試合が進み不穏なムードが流れるも、苦しいときにこそこれまでの練習の成果が表れる。FWがスクラムで押し勝ち、FB床田にボールが渡ると敵ディフェンスをかわしゴール前まで一気に前進。SO御苑からCTB平間(観1)、最後にボールを受け取ったWTB山田(営3)が右サイドにトライ。26-17となり、1トライでは逆転されないところまでリードを進めた。しかし、ペナルティから成蹊大に1トライを献上し26-22と迫られる。どうにか逃げ切りたい立大だったが、祈りはむなしく成蹊大がゴールラインを割った。ノーサイドの笛が鳴り響き、3点差の敗北で御苑組の幕は閉じた。

1年間チームを牽引してきた主将・御苑と副将・青木
 「One」。4年生はグラウンドの中でも外でも、常にチームのことを考えてきた。すべては昇格のために。「4年生のために勝ちたい」。お世話になった4年生に笑顔で引退してほしいと、後輩たちも願っていた。「御苑がいてこその立大」。副将の青木・高橋がそう評するほど、4年間常に第一線で戦い続けてきた彼は立大になくてはならない存在になっていた。「3点分の努力が足りなかった」。御苑は涙でそう語ったが、立大を応援するすべての人が知っている。昨年の敗北から血の滲むような努力を続けてきた彼らは、4年生そして御苑のおかげでひとつとなった。昨年の入替戦、御苑は涙を流す仲間の肩を抱き励まし続けていた。主将となりあまりにも多くのものを抱えるようになったが、敗北の瞬間は彼の重荷が下りた瞬間でもある。膝をつき涙を流す彼の周りには、昨年の御苑のように彼を励ます仲間たちの姿があった。

 この3点差の悔しさをバネに立大は必ず強くなる。後輩のために涙を流す4年生の姿を見た彼らは、絶え間ない努力を続けていくだろう。4年生の思いを胸に、来年この地で嬉し涙を流す彼らの姿を熱望する。

(12月18日 梅原希実)
◆コメント◆
主将・御苑(観4)
─今の気持ちを率直にお願いします
1年間この80分の為に努力続けて来たので、悔しいです。
─試合前、どんな話をして臨みましたか
今年やって来た立教のラグビーを体現出来るのはピッチに立つ15人だけなので、チームの代表として戦おうと話しました。
─紙一重の差となったが、その差はなんでしたか
試合後にも話したのですが、「結果の出ない努力は努力じゃない」という言葉があって、単純な話で成蹊大学の皆さんの方が僕たちより3点分努力していたという事だと思います。まぁ結果論ですが。
─4年間のラグビー部生活を振り返って
4年間入替戦をし続けて、昇格、残留、降格の全てを経験しました。本当に苦しい時期もありましたが、個人的にもスキルも人としても成長出来ました。そして多くの人に支えられてここまで来られたと思います。感謝しています。
─この1年間キャプテンとしてどのようなチームを作ろうと意識してきましたか
Oneというスローガンを立てて居たので、OneTeamで戦えるようなチームを作りたいと思っていました。今までより多くの部員と日々コミュニケーションを取ったり、学年リーダーを置いて、部全体とコミュニケーションをしっかり取ることを心掛けてきました。
─同期について
最高の同期だと思います。13人と少ないのですが、まとまりやすく良かったと思います。最初は学年ミーティングとかもまともに出来ないような学年でしたが(笑)僕も含めみんな成長したと思います。
─期待している後輩
後輩はみんな期待しています。10番は自分が1番だって自信の持っている人に着て欲しいです。
─御苑さんにとって立大ラグビー部とは
成長させてくれる場所だと思います。ラグビーだけでなく人としても。自主性を重んじていて、それが立大ラグビー部の強さだと思います。だから部員一人一人が日々考え行動することが立教が強くなる方法です。これから立教は強くなると思います。
副将・高橋(営4)
─副将・FWリーダーとしての1年は
平日フルタイムでコーチいなくてヘッドコーチの西田さんもBKの専門でFWのコーチはめったに来られなくて、そんな状況で自分達で考えてやるっていう時間が増えました。いろいろ新しいことを学んで、去年よりもセットプレー安定していてよかったです。
―4年間を振り返って
楽しい思い出もたくさんあると思うんですけど、今思い出されるのは入替戦に負けて目の前に悔しいってことしか出てこないですね。今年は自分達で考えてやってきたので一番充実していて絶対勝てると思って臨んだ試合だったので。
―同期・後輩へメッセージ
同期には4年間ありがとう。後輩は昇格できなくていい舞台を残せなくてすごく申し訳ない。自分達がやってきた以上にやらなきゃ勝てないんで、頑張ってほしいです。
―期待している後輩
FWだと下山と増田と工藤ですね。大地はフィールドだといいんですけどセットプレーがだめなんでそこ頑張ってほしいです。BKなら床田とかすごいと思います。
SH濱須(文4)
―主将・御苑さんはどんな存在か
本当にどんな時でもチームのことを考えてくれて、プレーでも試合中でも引っ張ってくれて。スローガンを1年間かけて目指してたので全員がチームの勝利を願えるチームになったんじゃないかなと思います。
―4年間を振り返って
下級生の時は なかなか試合に出れなくて、上級生になるにつれてだんだん試合に出させてもらえるようになって、最後はチームの代表でこんな幸せな試合でラグビーが出来たので自分は本当に幸せ者だなと思います。
―後輩に伝えたいこと
自分は1年の頃から試合で活躍するような選手じゃなかったので、むしろ最後はすごい下手くそだったんで、どんなに下手くそでも情けなくても頑張れば試合に出れるよっていうのを伝えたくて今日勝ちたかったんですけど…。結果は伴わなかったけど頑張ることがすごく大事だと思っていて、それを伝えられていたらなと思います。
CTB諌山(観4)
―後輩へのメッセージ
この負けを見て「負けちゃった」で終わっていたら来年も負けるので、僕らのこの負けをバネにしてこのオフでウェイトトレーニングやったりスキル高めて、もう1回入替戦までいって絶対に勝ってAリーグで戦うことを期待しています。
―期待している後輩
福澤瑛司ですね。今回レギュラー入っていないんですけど、実際1・2年生のときはずっとレギュラーで怪我と不調で今年は出れてなかったんですけど、本当に僕よりもいいプレーヤーなので、タックルも激しくてアタックもアグレッシブにいけるんで、彼がチームをまとめられたらどんどん良くなっていくと思うので、福澤瑛司に注目してください。
―入替戦に向けて
個人的にももう社会人になってラグビーはやらないので、自分のラグビー人生でもラストの試合なので、もう一回チームが1つになって、4年生が中心で、勝って、最高の形で僕自身のラグビー人生を終わりたいと思います。
LO佐藤(法4)
―4年間を振り返って印象に残っていること
今日のメンバー発表の時に、メンバーに入れなかった下級生が泣いているのを見てそういう思いもあるから頑張らなきゃなって思って、その光景は印象に残っています。
―後輩に伝えたいことは
僕らは結果的に昇格できなかったのですが、今の2年生はまだ対抗戦Aで戦うチャンスも残っているので、腐らずに新チームで頑張ってほしいと思います。
―来年期待する選手
尾池と下山です。
CTB岩田(コ4)
―同期への思い
それぞれ能力が高く、試合で活躍している選手もいて、信頼していました。今年1年間、最上級生として大きな力を感じていました。
―後輩にメッセージ
自分たちは結果を残すことができなかったので、自分には今何ができるのかを考え、チームに貢献できるようにして言ってほしいです。
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