2017/01/08

重量挙部


締めくくり

◆第17回全日本大学対抗女子ウエイトリフティング選手権大会◆ 12月23日~25日 スポーツ総合センター(埼玉県さいたま市)
重量挙げ部にとって1年の締めくくりとなる全日本大学対抗女子ウエイトリフティング選手権大会。立大からは女子選手が2日間に分けて3選手が出場した。


大会2日目
最後の大会となった植松
立大は2日目からの出場。先陣を切って、58㌔級に植松(観4)が出場した。植松にとっては、この大会が自身にとって最後の大会となる。いつも通り、試技前に「お願いします」と、審判団に一礼する姿は、最後の大会であってもいつも通りのプレーを心掛けている気持ちの表れか。スナッチ1回目の71.0㌔は成功とはならずも、続く2回目でしっかりと成功。3回目はなんと、当初の予定より2.0キロも重い74.0㌔に直前で変更。彼女の最後のスナッチとなる試技での重量増加に彼女の挑戦する心が見えた。結果は失敗となりスナッチ記録は71.0㌔となったが、クリーン&ジャークに向け、植松は冷静に審判団に礼をした。そして、迎えた最後の3回、クリーン&ジャーク。こちらも1回目の85.0㌔を失敗するも2回目で成功。この時点で記録は156.0㌔。そして正真正銘、最後の試技を迎える。挑戦するのは、スナッチ同様直前で重量を増加して臨む90.0㌔。勢いよく挙げ、あとは静止するのみであった。しかし、耐えきることはできず失敗。しかし、この最後の粘りに、彼女の4年間をやりきる姿勢が映し出されていた。試技後、「たくさんの出会いがあった」と、4年間を振り返った植松。彼女の笑顔は、4年間をやり切った満足感にあふれていた。

69㌔級に出場した冨田
続いて登場したのは冨田(現2)。直近の試合で、自身の満足するような重量を上げることができていなかった冨田。しかしこの日は、スナッチも2回目で64.0㌔を成功させ、3回目で67.0㌔に挑戦する。この試技は失敗してしまい記録は64.0㌔にとどまるも、明らかな前回からの成長を見せる。そして迎えたクリーン&ジャーク。こちらも1回目、2回目とそれぞれ78.0㌔、80.0㌔を成功させ順調な試技となる。この時点で、5回中4回を成功させる好調ぶり。最後の挑戦となる81.0㌔にも期待がかかった。感情を表に出さず、虎視眈々と目の前の挑戦に挑む冨田。肩のラインまで挙げ、あとは勢いよくその重りを挙げるだけであった。しかし、わずかに勢いが足らず立つことができなかった。この日の記録は、トータル144.0㌔。試合後、来季から3年生ながらに女子部の最上級生になる冨田は、「下級生と協力して来年も仲良くやっていきたい」と抱負を語った。彼女にはまだ2年間もの競技人生が残されている。あくまで楽しむことを強調する中にも来年以降の飛躍が期待される。 。


大会3日目
立大の大会3日目は75㌔級に熊谷(法1)のみが出場した。スナッチ競技の1回目、自身の自己ベストに迫る63㌔からスタートするも、持ち上げきれずに失敗。しかし、この日の熊谷は傍から見ていても調子が良かった。同重量を2回目に挑戦し、それを軽々成功させると、3回目には成功すれば自己新の記録となる66㌔に挑戦。これも見事に持ち上げ、スナッチを66㌔で終える。続くクリーン&ジャークは、75㌔超級と競技が同時に行われていたこともあり、スナッチ競技終了から1時間近くが経過した後の開始となったが、それでも熊谷の集中力は切れていなかった。クリーン&ジャークは1回目、77㌔からスタートし余裕をもって成功すると、2回目でこちらも自己新の記録となる81㌔に挑戦する。これを持ち上げ成功。この良い流れのまま84㌔に挑戦するも、これはリズムをつかめず失敗。熊谷スナッチ66㌔、クリーン&ジャーク81㌔の計147㌔で競技を終了する。大学に入学して初の自己新記録を更新した熊谷。自己ベストの重量を挙げたあと、立大のほかの選手らとハイタッチを交わすなど更新した嬉しさをうかがう事ができた。来年は新1年生が入部することも考えられ、先輩としての意地を見せる覚悟がのぞき見えた結果であった。

(12月25日・川村健裕、東海林航平)

◆コメント◆
冨田
 結果は悪くはなかったとは思います。調子はいつもに比べたら比較的良かったです。最近の大会でスナッチを上げることができていなかったので、64㌔があがってよかったです。今年は、最後に今までとれていなかった重量を上げることができてよかったです。来年は、女子部の中で一番上になるので、下の代の後輩たちと楽しく頑張りたいな、と思います。

植松
 悔しさだけが残りますね。今日は3回目の重量が目標でした。最近は腰を痛めていて、その影響もあると思いますが、インカレという雰囲気にのまれてしまった、というのがあります。4年間を振り返ると、できればもう少し重量を挙げたいな、という思いはありますが、これが今の実力だと思います。私にとって重量挙げは、自分を変えてくれたものです。高校から重量挙げをはじめて、いろいろな出会いやつらいことなど、いろいろなことがありましたが、それを超える忍耐力がついたりしたので、自分を変えてくれたものだと思います。

熊谷
 最初から重量は軽く感じれてたんで、調子は良かったと思います。スナッチの1本目失敗した後も先輩たちがアドバイスくれたりサポートしてくれたので、2本目以降も挙げられた。大学入って初めてスナッチとクリーン&ジャークの両方で自己新が出たので、それが年内にできてよかったなと思います。自分はとにかく脚が弱いので、次の合宿ではスクワットなど足の強化を中心に取り組んでいきたいです。

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