2017/04/17

野球部


田中誠、初完封初勝利!立大へ貴重な勝ち点1を呼び込む

◆平成29年度東京六大学野球春季リーグ戦◆
4月17日 法大3回戦 明治神宮野球場

3回戦

1

2

3

4

5

6

7

8

9

X

(法)●熊谷、長谷川-鎌倉
(立)○田中誠-藤野



中1日で先発した田中誠
前日に今季初勝利を飾り、勝ち点へ大手をかけた立大。第1戦同様、田中誠(コ2=大阪桐蔭)と熊谷(4年=平塚学園)の両投手の投げ合いで始まった試合は、打線が峯本(コ3=大阪桐蔭)と笠松(コ4=大阪桐蔭)の適時打で序盤2回までで2得点。投げては田中誠が散発1安打の好投で公式戦初完投初完封初勝利をつかんだ。初物づくしの投球は、高校の兄貴分がくれた援護を守り切る勝利でもあった。この勝利で、立大は今季初カードで貴重な勝ち点1。悲願の優勝へ――。無敗で開幕ダッシュに成功した 。

137キロ、外角低め、ストライクゾーンギリギリへの直球。プレイボールの合図とともに彼は思い切りよくその左腕を振り切った。前々日の開幕戦で先発するも、5回4失点。試合後にビデオで自身の投球を振り返り、「球が真ん中に集まっていて、本当に情けない投球をしてしまった」と自らの投球を反省。この日は低めに球を集めることを念頭に置いていた。初回、二死から直球で四球を出すも、牽制でランナーを誘いだし無失点。2回以降もテンポの良い投球で法大打線から凡打の山を築いていく。


三振を奪い、ガッツポーズを見せる田中誠
開幕戦から復調を見せた左腕に打線も奮起する。初回、先頭の寺山(社3=神戸国際大附)が法大先発・熊谷の初球の変化球を右前へ運ぶと、得点圏までランナーを進め打席は笠松。こちらも同じく変化球を捉え打球は左中間で弾んだ。幸先よい先制点の奪取に成功する。2回にもこの日2番に抜擢された峯本が適時打を放ち、2点のリードを手に入れた立大。しかし、ここから試合は法大2番手・長谷川(4年=聖望学園)と田中誠の投手戦となる。

速いテンポで投げ続ける左腕に、バックも好プレーで応える。4回、先頭の相馬(2年=健大高崎)の鋭い打球を三塁手の笠松が好捕。ヒット性の打球をアウトにとると、7回には熊谷(コ4=仙台育英)も強肩で打者をアウトに。笠井(済2=桐蔭学園)も好送球で続き、田中誠もマウンド上で笑顔を見せていた。



喜びをあらわにする選手たち
スコアボードには両軍ともに「0」が並び、迎えた最終回。ここまでわずか92球の「11」が、ゆっくりとマウンドへ。先頭打者をこの日冴えていた変化球で空振り三振に取ると、開幕戦で自身を苦しめた船曳(2年=天理)を二ゴロに打ち取り二死。最後の打者も難なく打ち取り、初完投初完封初勝利。最後のアウトを確認したとともに、田中誠はベンチから盛大な祝福を受けた。

全27個中15個がゴロアウト。この日の田中誠は打たせてとる投球が光った。無駄球のないテンポの良い投球で、9イニングをわずか1時間55分でまとめ上げた。試合後、溝口監督(90年度卒=湘南)はカードを通じて好投をした投手陣に対し、「嬉しい誤算ですね」と称賛。そして、選手たちは語る。「また自分たちの野球ができるように準備するだけです」(藤野、営2=川越東)。「1戦1戦全力で戦っていかなければならない」(熊谷)。貴重な勝ち点を獲得した立大であるが、今季とる勝ち点はこれだけでは終わらない。次週以降も続く長い戦いに向け、勝って兜の緒を締めた。
(4月17日・川村健裕)


◆コメント◆
溝口監督
「連勝は出来すぎですね。、2戦目3戦目の完投勝利は嬉しい誤算です。投手陣だけでなく、攻撃でもバントなど色々な面で3戦通じて修正できたと思います。(――田中誠投手の投球について)振り返れば危なげなく抑えてくれましたね。真っ直ぐでも変化球でもカウントが取れていたので良かったですね。学年には関係なく、結果や取り組みで評価して判断しています。不調の選手もみんなでカバーしていて、結果的に切れ目のない打線になっているのは良いと思います。絶対的な選手がいるわけでもないので、全員にいつでも行けるように準備をさせています。まだ最初の勝ち点を取っただけなので、一戦一戦目の前の試合を勝ちに行きたいです。」
完封勝利を飾った田中誠#11
「1戦目先発を任せてもらったのですが、不甲斐ない投球だったのですが、今日は開き直って臨みました。、昨日手塚(コ2=福島)が思い切った投球をしていたのも刺激になりました。笠松さんや熊谷さん、笠井のファインプレーに助けてもらった試合です。初戦は腕も全然触れていなかったので、とにかく腕を振りました。緩急をつけられたことが内野ゴロを打たせることに繋がっていたと思います。大学での完封は初めてです。今年の目標が完投だったので、次の目標はまた考えます。完投をするために冬の間走り込みは結構しましたし、投げ込みもしていました。140㌔が出たのは土曜日が初めてです。」
勝利打点を挙げた笠松#3
「自分の課題である守備は結構練習してきたので自信を持ってやっていました。誠也(田中)がテンポよく投げて内野ゴロを打たせていたので、それに合わせて守備も流れ良くいけたと思います。やっぱり四球とかよりは、しっかり先頭を抑えてストライク先行で投げてくれた方が集中して守りやすいです。今まで見た中でいちばんよかったと思います。完璧ですね。 大阪桐蔭の後輩である峯本もタイムリー出て、誠也も完封しました。甲子園でも優勝しましたし、そういう意味では自分も頑張らないといけないという気持ちになりました。」br />







 

 

選手名

学年

出身校

打数

安打

打点

(中)

寺山 寛人

社3

神戸国際大附

0

(二)

 峯本 匠

コ3

大阪桐蔭

笠井 皓介

済2

桐蔭学園

(右)

松﨑 健造

文3

横浜

(三)

笠松 悠哉

コ4

大阪桐蔭

(一)

飯迫 恵士

社3

神戸国際大附

(左)

山根 佑太

営4

浦和学院

0

0

(遊)

熊谷 敬宥

コ4

仙台育英

(捕)

藤野 隼大

営2

川越東

0

(投)

田中 誠也

コ2

大阪桐蔭

0

 

 

 

 

28

 

 



立大メンバー表
10熊谷仙台育英石垣報徳学園
18藤田県岐阜商23林田島原
17中村聖望学園14峯本大阪桐蔭
11田中誠大阪桐蔭笠井桐蔭学園
19手塚福島笠松大阪桐蔭
16宮崎県相模原25吉田純中央中等教育
15中川桐光学園8田中健大垣日大
21比屋根興南山根浦和学院
12江波戸成田国際井上履正社
22髙田浦和学院29寺山神戸国際大附
27藤野川越東松﨑横浜
13大東長良26小野横浜
飯迫神戸国際大附

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