2017/04/21

ローラーホッケー部


男子 戦術巧みに掴んだ王座

◆第44回文京区民大会◆
3月2~4日 東京ドームローラースケートアリーナ
新チームの船出として、今年一年を占う今大会。各大学とも課題を潰し試行錯誤している中で、立大は守備と攻撃のメリハリをつけた戦術で挑んだ。


文京区民大会・男子 1回戦

立大

1-0

東洋大

0-0

得点者(立大)

深澤



初戦の相手は、エースの機動力が特徴的な東洋大。立大は立ち上がりからパックを奪い、シュートをテンポよく放って相手を威圧していく。時には相手のミスを逃さず、鮮やかなパス回しで敵陣に持ち込む速攻性を見せた。コートを広々と使い、全員でパックを繋ぐも得点に至る決定力を持たない立大。一時休戦かと思われた前半終了数秒前、深澤(観4)がゴール前に転がったパックを押し込み、立大の先制が決まる。試合後、この1点は戦略の上で虎視眈々と狙った1点だったと宮城(理4)は語った。

前半の先制点を活かし、後半は徹底的に相手を抑え込んだ立大。ゴール前に切り込んでも、リスクを冒すようなら無駄なシュートは打たないという立ち回りで、振り回される専大には疲労の色が見える。この時点で試合の流れは立大が掴んでいた。そのまま終了のブザーが鳴り、立大の決勝進出が決まる。



文京区民大会・男子 決勝戦

立大

3-0

専大

1-2

得点者(立大)

星②、中川、深澤



1日おいて行われた決勝戦。優勝をかけて激突したのは、スケーティング技術に定評のある専大だ。序盤は激しいパックの奪い合いが展開され、高速のやり取りの中で取りこぼしやパスミスが目立ち始める。苦戦の色が見えてきたが、流れを持ってきたのは星(済3)。冷静に放ったシュートで1点をものにした。この得点がチームに勢いをもたらす。直後、中川(済4)がアシストを受けて放ったアーチ状の正確な一打は、またも相手ネットを揺らした。さらに前半終了間際、星が駆け出して大きく振りかぶった一打が得点となって、立大は怒涛の3得点でハーフタイムを迎える。

決勝で2得点をあげた星
大きく開いた点差をみて、立大は戦法をより攻撃に傾けて後半戦に挑んだ。細かなパス回しを駆使して、臆することなく敵陣に突っ込んでいく。その分攻め込まれるシーンもあったが、うまくディフェンスに切り替えていった。やがて相手チームにミスが目立ってきたのを逃さず、深澤がパックをゴールに押し込む。4得点目を決め、オフェンスが加速する。途端、相手にパックを奪われた。相手選手はそのままゴールに駆け込み、失点を許す。さらに試合開始から10秒後、もう1失点。連続2失点となったが、「そこまで焦らなかった」と星。先制した余裕と自信があった。そして試合終了。コート外から歓喜の声があがる。文京区民大会は、立大の優勝で幕を下ろした。

新体制として、優勝という最高のタイトルから第一歩を踏み出した立大。滑り出しは好調だが、初夏に行われるリーグ戦ではまた強敵が立ちはだかる。もう一度「優勝」を掴むため、彼らの挑戦はさらに続く。
(4月9日・豊島絹乃)


◆コメント◆
#9 宮城
「四年生がいないので締まらない部分は感じてるんですけど、その中で楽しくはできているのかなと。どうこれから締めていくかが大事かなというところですかね。戦術として、タイミングを決めて、点を取りたいタイミングを決めて、戦術をくんでいたので。その取りたいタイミング、飛鳥が起点になって点を取るっていうのが一応決めてたことなので、飛鳥が入って飛鳥が点を取ってくれたので形としては1番、思い通りに点が取れたのかなと思います。 優勝出来て良かったです。今回学生に負けなかったってことで。次の大会、都民大会で結構社会人も多く出るのでそこでどれぐらい通用するのかなっていうのが一つですね。もう残りの大会も少なくなってくるので、その中でどれだけ勝ちを増やせるかなっていう。で、最後インカレですね。期待してて下さい!」

#6 深澤(観4)
「今大会は新しく3年生も入ってきたのでそこがしっかり仲良くできればなっていう。これからこのチームでインカレとかもやっていくだろうしその一番最初の段階なので、試運転みたいな感じです。初戦はしっかり守るメンバーがいてしっかり自分が出た時に点を決められたし、時間によって一人一人の役割が発揮された試合でした。一点取った後も守りのメンバー入れてかっちり守れたから、そこがうまくいった試合だなと。取り組んできたこととしては、メンバーによってやることが違くて自分が出る時間帯は割と攻め、出てない時間は守るっていう風にして時間によってやることを分けていたっていう印象はあります。今日の試合は、自分が出る段階で3-0で勝ってて自分の出番はないかなって思ってたんだけど、しっかり攻める時間もあって攻めて結果的に追加点も取れたし。それは良かったと思うんだけどそのあとの守備の時間が酷すぎて、30秒で2点くらいとられてしまったんで攻撃メンバーの時の守備をもう少し連携取んなきゃいけないのかなって。守備と攻撃のバランスをしっかり意識持っていくことが大事かなと思います。3年生のことは安心して見ていられるし、もしダメだったら4年生が変わればよいから去年の主力メンバーがベンチで待ってるっていう面でもチームの完成度はすごく高いかな。雰囲気の和気藹々としていて良い感じです。まだまだ試合に出ていない3年生もいるので、自分たちが就活で抜けてその子たちが入って来た時に自分たちも負けられないし、メンバーはいることは守りつつも入ってくる3年生にもしっかり敬意を示しつつ皆で仲良くやれれば良いのかな。今日みたいな雰囲気でしっかり輪を大事にしつつ、時間帯の分担にも磨きをかけていければ良いなって思います。」

#10 並木(コ4)
「決勝、いい意味で予想外でしたね。結構ディフェンスはしっかり最近はできてて、そのリズムが作れて、オフェンスもしっかり繋がったのかなと思います。だから自分が止めたっていうよりディフェンスが仕事をして、そのできなかった部分を自分が仕事したって感じですかね。強気に聞こえるかもしれないですけど、失点する気はなかったです。(自身のスーパーセーブについて)自分は当たり前のことをやってるだけで、そんな上手くないんですよ。周りのキーパーと比べれば。でもそのディフェンスがコースをきってくれたり、ギリギリまで守ってくれるので、自分はギリギリまでやってくれた最後のディフェンスの役目をしているだけなので。特に自分はいつも通りかなという感じですね。強いて言うなら去年の東日本とインカレで負けたのが悔いが残るかなと思ってて、そこで自分は練習を重ねてます。それが今日に繋がってるのかなと思いますね。(今大会優勝は)自信にはなりました。王者にはなったんですけど、油断せず、いつも通りにして勝っていけたらいいなと思います。とりあえず学生の大会は全部優勝したいですね。学生には負けたくないです。もう負けはインカレの最後だけで充分です。みんな負けず嫌いなので負けたくないです。それと社会人を倒したいです。決して倒せないとは思わないので、絶対に付け入る隙もあると思うし。学生に負けないのと、社会人に勝つことですね。」

#3 穴澤(営4)
「新体制最初なので、優勝で始められてよかった。試合内容もそんなに悪くなかったです。自分たちの流れで試合を掴めたという感じです。最後の締め方は改善していきたいです。最後、相手に押し切られて逃げ切るのではなく、しっかり流れをキープして、自分たちの流れのまま終わらせられるようにしたいです。自分たちのチームは決定力がないことが課題だったので、最初の方で得点できたというのはだいぶデカかったので、すごい嬉しかったです。」

#8 中川
「ずっと勝ててなかった専修大に勝ててよかったというのと、このチームで初めてのタイトルだったので、これでどんどん勢いがついていったらいいなと思います。しっかり守れていたんじゃないかと思います。守りから攻撃に、カウンターとか繋げられていたので、リズムを作れたのがよかったなと思います。相手のオフェンスにもっとプレスをかけていこうというのは試合が始まる前から決めていました。前の試合はそれがちょっとできていなかったのですが、今日はうまく改善されていたのでそれが点につながったかなと思います。」

#2 星
「うちのチームは攻撃が上手い人もいるし、守備が上手い人もいるので、そのメリハリをつけるのが良いと思ってます。(失点について)今の2年生は結構そういうので焦っちゃうんですけど、先輩がいるおかげでそこまで焦らなかったですね。点差もあったので大丈夫だろうと。先輩の支えは大きいですね。今後は、この勢いを持って都民大会で優勝したいです。その次に東日本と東日本学生があるんで、それに向けてやっていきたいですね。個人的にはもっとチーム戦術で勝てるように、自分がその中の一駒となれるように頑張りたいと思います。」

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