2017/05/03

アメリカンフットボール部


連勝も、勝負の秋へ。激化する定位置争い

◆第71回同立定期戦◆
4月23日 対同大 同志社大学京田辺キャンパスグラウンド

23日 対同大WILD ROVER

1Q

2Q

3Q

4Q

Total

立大

13

27

同大

10

17


 
前日に新チームの初陣を勝利で飾った立大Rushers。連日の関西での遠征試合を締めくくるのは強豪・同大である。同大との定期戦は今回で71回目を迎え、試合前に行われたセレモニーでは両校主将が互いの健闘を誓い合った。この日はいつもの公式戦とは異なる紫のユニフォームに身を包んだ選手たち。晴天のグラウンドの下、連勝でチームに勢いをつけたい選手たちが暴れだしたーー。

見事なパスキャッチで今季初TDを決める河本
悪い流れであっただけに、それはまさに反撃の狼煙となった。立大のキックオフで始まった前半。ホーム・同大オフェンス陣の勢いに圧倒され、第1Q、第2Qそれぞれ2プレー目のランプレーを止めることができず、あっという間に14点を先制される。FGでの3点を追加され、0-17。流れは完全に同大に傾いていた。しかし、ワンプレーが試合の展開を大きく変える。第2Q残り30秒、敵陣17y付近。QB#15若狭(社2)からのパスを、WR#80河本(コ3)が身を投げ出しながらもキャッチ。今季からWRのリーダーに就任した男の意地で、欲しかったこの日初得点が入る。ここまでオフェンス陣が選択していたのは、RB#34江間(法4)、RB#30荒竹(法2)ら豊富なRBを使ってのランプレー。観客をも惑わす選択となったこのプレーは同大のディフェンス陣の意表を突く、そして歯車を狂わせるプレーとなったのである。


敵を次々にかわし、TDを奪った荒竹
命がけでやっているか」。前後半間のハドルで監督からこう問われた選手たち。立大の攻撃から始まる後半は、オフェンス陣、特にRBの選手のアピール合戦が繰り広げられる展開となる。この試合、前半に起用されていたRB#30荒竹が「前半の入りが悪かった」というように、前半は思うような結果が出なかったランプレー。後半は、見違えるようなプレーが連発されることとなる。  ディフェンス陣のインターセプトにより、3点差に詰め寄って迎えた第4Q開始1分。敵陣残り15yのプレーで、荒竹が快走を見せる。「先輩方(OL)が作ってくれた道を進んだだけ」と謙虚に語った荒竹だが、見事に敵を1人、また1人とかわしていき、TDラインを超えてチームメイトと喜びを爆発させた。このTD、振り返ると、実は荒竹以外のRB陣の活躍もなくしては語れない。第3Q開始直後のプレーではRB#7金子(観4)が残り15y近いファーストダウンを獲得して見せれば、RB#21林(文3)、RB#34江間らも適材適所の活躍を見せて、少しずつゲインを重ねていた。各プレーで使われるRBは1人でも、場面場面で起用されたRBが結果を出し続けた結果が一つのTDへとつながった。

荒竹のTDで逆転に成功したRushers。その後は、TE#98吉田(コ2)が着実にFGを2本決め、最終的には27-17で試合終了。関西での2連戦を連勝という結果で締めくくった。しかし、最高の結果といってもよいスコアにも、遠征を終え選手が口にしたのは来る秋への反省ばかり。連勝という結果は出したものの、プレーとして、自分たちの追い求めるフットボールはまだまだ先にある、そういわんばかりであった。試合後にも選手同士でプレーを反省しあうその光景は、最高峰の舞台であるTOP8での選手たちの活躍を期待せずにはいられなかった。
(4月29日・川村健裕)


◇春季オープン戦 次戦予告 Rushersを応援しよう!◇
5月7日 対日大 @アミノバイタルフィールド13:30K.O.

◆コメント◆
◎監督 中村剛喜
○昨日、今日と連続した試合でしたが選手に疲れはありましたか
――自分の時は三試合だったから。全然問題ないです。毎日練習やってるから大丈夫です。昨日の修正を今日することははそんなに難しいことではないですね。
○昨日よりは良い内容の試合だった?
――全然ですね。気持ちが全然入っていない。新体制初試合ならなおさら気持ちが入らないとダメだよね。常に自分の何かを犠牲にして、何かを懸けた練習をしないとダメ。勝てて良かったと思っていちゃダメだね。
○新体制になってどうか
――ブロックでフィニッシュするっていううちの原点は変えてないです。新主将はまだまだ手探りだけど、彼なりに頑張ってるね。主将には強いプレーで引っ張って行って欲しい。そういうことを期待して彼を選びました。
○再来週の相手は日大で強敵ですが
――まあ、相手がどうこうよりも今は自分自身だよね。日大戦に向けてどれだけ準備しなければいけないかわかったのがこの遠征での収穫ですね。
◎主将・OL/DL#54福島(法4)
〇今日の試合を振り返って
――前半上手くいかなくて、自分たちがやりたいことができなかったのが事実です。ディフェンスで粘れないところがあって、オフェンスもドライブが途切れてしまうところがあって流れが悪かったので、本当は良くないのですが、監督に喝を入れてもらってもう一回気持ち入ったというか。そういう部分はあったので、そこを自分たちで打開できないというのはまだ自分たちの弱さだなと思います。
〇監督の喝を入れてもらったことで、気持ちを切り替えられた?
――後半のほうがやってやろうと思えたので、監督やヘッドコーチの一言で変わるなと感じました。
〇監督からはどのようなことを言われたか
――フィールドで自分たちのことを表現できていない、命懸けてやってるくらいのやつが何人いるんだ 春だから負けていい試合なんてない、ここで前半から気持ち変えるかが問題だぞと言われました
〇あたりを強くするという目標に対して、今日の試合での達成度としては?
――3割4割くらいですかね
〇2日間の連勝だったが、疲れ等はあったか みんな睡眠時間は短かったので疲れはたまっていたと思うが、連戦ということはわかっていたので、あまり言い訳にはできないなと思っています。
〇昨日は新体制で初戦でしたが、印象は
――自分たちが目標にしているフットボールが一切できていなかった。やはり初戦からなんでもできるのが一番良いのですが、まだまだだなと、もういかにも初戦という感じの試合でした。
〇目標とするフットボールというのは 去年から水野さん来られてずっと言われてるのですが、低く早く強いフットボールをしようと言ってるので、全員の共通認識としてあるので、そこを目標としていると今日も昨日もまだまだだなと思います。
〇これからどのようなチームを目指していくか
――今日の試合が象徴していたと思うのですが、前半きつい場面があったとしても、まあどこかの場面で挽回できる、誰かが変えられるチームになっていきたくて、強い相手としかやらないリーグにいるので、である以上強い相手を常に想定して、きつい場面でも負けないように闘争心むき出しで出来るようにしたいと思います。
◎RB#21林
〇二日間を終えて
――チームとしてはまだまだな部分が多かったと思います。個人としても足りない部分はありましたが、この春やってきたことがランプレーに表れたかなと思いますね。課題と成果が半分ずつくらいですね。
〇課題とは
――チームの雰囲気がふわっとしたまま試合に入って、先制点を許してしまったので、入りから気を引き締めるという課題が残りましたね。
〇同大戦では先制点を取られたが
――後半が始まる前に監督からぬるいと言われました。
〇新体制となってからのチームの雰囲気は
――監督には練習のふわっとした雰囲気のまま、試合に入っていると言われました。なので今回は、雰囲気としてはあまり良くなかったのかなと思います。
〇今年のチームの方針は
――去年と変わらないのですが、当たりで勝つという目標を立てています。
〇個人としての今年の目標
――スタメンを取って、個人でチームを引っ張れる存在になりたいです。コーチの信頼を勝ち取ること。今は春なのでRBもローテーションでいろんな選手が出ているのですが、リーグが始まったら、こいつを出しておけば大丈夫と思われるような選手になりたいです。
◎DL#94高野(観4)
〇振り返って
――前半、こちらのディフェンスが機能してなくて17点取られてしまった。後半はスイッチを切り替えて全員で守ることができました。
〇何か切り替えの転機があったか
――気持ちの面で。入りがゆるかったので、後半は闘争心剥き出しで切り替えをハーフタイムでやりました。
〇ハーフタイムで何か声かけなどがあったのか
――そうですね。監督からハドルで喝を入れられて。
〇どのようなことを
――フィールドでアメフトをやるときに死ぬか生きるかの覚悟でやれと。チーム全体として言われましたね。
〇昨日の桃山学大戦について
――前半からいい形でディフェンスの止め方が出来てたので、流れも立教にあったのもあって勢いづいてましたね。
〇新体制になって変化は
――去年から今の四年生が主体でやっていたので、大きな変化はないですかね
〇新体制になり自分で意識していることはあるか
――まだ最上級生がチームを引っ張れてないと感じるので、プレーとか練習から四年生が率先していろんなプレーとか声出しとかをしてチームを盛り上げていかなければならないなと思います。
◎RB#30荒竹
〇2日間の連戦の疲れはありますか
――新幹線の移動で連戦だったので多少はありますね
〇新体制初の試合だったが
――昨日は緊張していました。昨日も今日も1本目のRBだったのですが、すぐに代えられてしまったので、もっとうまい先輩がいるので、自分も追いつき追い越せの気持ちでやっています。
〇今日は3Qにて、ランプレーでゲインを重ねていたが
――それはもう先輩が作った勢いに乗っただけだと思います。後半は流れがよかったので、そのよい流れに乗っただけです
〇TDも決めました
――ごっつあんTDだと思っています。
〇TD後に喜びをあらわにしていたが
――あれは高校からの癖なんです。永島(文2)とやるのが癖となっています。
〇これからもRBの争いがあると思うが、自分に何が必要と考えているか
――やはり、練習と試合で視野の広さや視界がすべて違ってくるので、練習からもちろん意識はしているのですが、もっと意識するというか、試合の序盤から自分の力を出すことのできるように、練習の感じで試合をできるように目指しています
〇これからのOP戦に向けて
――結果は2連勝でしたが、まだまだ満足のいくプレーはできていないので、これから関東に戻って同じリーグで戦う相手と試合をするので、意気込みとしては勝つことは大前提としてOFとして内容もよいプレーをしたいと思います。個人的にはもちろんTDを取りたいですし、チームのために活躍したいなと思います。
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