2017/05/05

ハンドボール部


今季初勝利!!インカレ4強中大からの大金星、昆笑顔で「最高です」

◆平成29年度関東学生ハンドボール連盟春季リーグ戦◆
  4月30日 対中大 日体大横浜・健志台キャンパス


平成29年度関東学生ハンドボール連盟春季リーグ戦 第4戦
立大
32
16-19
31
中大
16-12

シュートする小川。8得点と攻撃陣をけん引した

  待ち焦がれた瞬間がついにやって来た!立大が2連勝中の中大を32-31で下し、今季初白星をあげた。インカレ4強チームからの大金星に立大はお祭りムードに包まれた。

   3連敗中だった。先週の日大戦では理想の戦術で試合を進めるが、決定力の無さが後半に露呈し敗北。下級生の成長で底上げされたチームは確実に強くなっているが、「ほんとうにわずかな差」でまた勝てなかった。だが、3連敗のショックと引き換えに、収穫を得た。得点力不足という課題が明確になったのだ。その時、課題を自覚したことで、やるべきこともはっきりした。チームはそれから1週間ひたすらシュート練習に注力。試合を意識して自分にプレッシャーをかけ、互いに指摘しあってフィニッシュを磨いた。さらに、中大の守備の弱さにも目を付けた。得点数はここまで中大がリーグ1位で、立大は最下位。だが、失点数は中大が9位で立大は7位。「ディフェンスは弱いかもしれない、(攻撃が噛み合い)守っていけば勝ち目がある」。わずかな勝機に懸けた。
 
   とられても我慢して、なんとか粘った。開始直後2点連取されるも小川(済2=駿台甲府)が相手のイエローを誘い、下地(コ3=興南)が冷静に7mシュートを決める。この日は小川、下地が攻撃をけん引した。背の高い相手DF相手に次々とロングシュートでゴールをこじ開ける。ミスから失点する場面が多かったが、その分ひるまずに攻めた。前半23分の時点では5点リードされていたが、諦めずに食らいつく。守備から粘って攻撃につなげ、3点差まで追い上げたところで最初の30分が終了。前半で16得点、19失点は策の成功を意味していた。
勝利の瞬間、喜びを分かち合う選手たち


 「3点差ならなんとかなる」。立大の選手は全国で結果を残してきた選手ばかり。大舞台を幾度も経験した彼らには、ビハインドでも粘って勝ち切る力があるはずだ。そう考えた監督は「お前ら高校を思い出せ、負けたら終わりのサドンデスだと思え」。と喝入れし、「今日は勝とう」と鼓舞した。
 
   それに呼応するように、立大の追い上げる勢いは増していった。後半、開始直後に1点決められるがそこから4連続得点で同点。その後勝ち越しを許すも、小川、昆(コ4=不来方)の連続得点でついに逆転する。激しいシーソーゲームの様相を呈してきた。ケガ人が出て、2分退場も相次ぐノーガードのぶつかり合い。勝利への執念が戦いを激しくする。そんな中、立大はミスから失点し再び勝ち越される。また、だめなのか。そんな悪い予感が頭をよぎるも、速攻から比嘉栄(コ4=興南)が得点し、再び同点に追いつく。まさに.一進一退の攻防。さあ勝つか、負けるか―。

 その時は突然やってきた。29分17秒、立大に勝利の女神がほほ笑んだ。下地がゴール正面からジャンプし、腕を一閃。左下にボールを押し込み、ネットを揺らす。値千金の勝ち越しゴールだ。その後も攻めの姿勢を崩さず、ついに笛が鳴った。同時に、「よっしゃー!」と歓喜の声がコートに響き渡る。立大セブンは喜びを爆発させた。ベンチからも選手が飛び出して集結し、コートで輪を作った。

  たかが1勝。されど1勝。試合後、昆は「最高です」と破顔一笑し、待ちわびた今季初勝利に酔いしれた。そして、「あとは全部勝ちますから」と監督が強く言い切った。次は中4日で早大、国士大との2連戦。この大「金」星から、最高のゴールデンウィークが始まる。
 
(5月3日・浅野光青)

◆コメント◆
#23 小川
―初勝利ですが今のお気持ちは?
とりあえず一安心ですね。(勝利の味は)最高でした。

―前半3点差で終え後半にすぐ追いつけた要因は何だと思われますか?
結構みんなが強く攻めていて、相手が1人少ない状況を作って、着実に点を取っていき、それが良かったと思います。

―調子はどうでしたか?
凄く良かったです。

―シュート精度も良かったですか?
リズムが良かったのでとても(得点が)入るって感じでした。

―早大戦に向けての感想をお願いします。
早大は中大にボロ負けしているのですが、気を緩めたら食われるので、そこは気を引き締めて頑張りたいです。



#20  昆
―今の気持ちは?
最高です。

―勝因は何だと思われますか?
粘り強くできたことと、あとはちゃんとマークしようっていう対策を立てた相手に対して10番と18番、に徹底してマークし続けられたことです。

―前半は一時5点差あったが、3点差まで追い上げたのが大きかったですか?
あれもすごく良かったですね。今までの3試合と今回の1試合を比べると得点のとこ。スコアだけ、流れも見ても決めるとこ決めて一人頼りにならない、全員で回して得点できたっていうのが勝因だと思います。

―後半は一進一退だったが、その時のチームの状況は?
僕らは追い上げてく、チャレンジャーという感じなので、ミスに恐れないで出来ることを自分たちのやれることをやろうとしました。

―中大の当たりはきつかったですか?
きつかったです。1部校と試合する機会があまりなかったので、そういう中で体格差もあるし、もちろん真ん中でやっている選手もすごい当たりがきつかったので、その中で粘って粘って全員で最後のシューターまでボールをつないで決められたっていうのはチームの強さでもあるし、いい収穫を得たと思います。

―先週、中大は強いと監督が言っていましたが
勝とう勝とうとしすぎていたら行き詰っちゃうので、僕らは楽しんでやるのが一番なのかなっていうのを改めて感じました。

―次は早大、国士館大と中4日で2連戦ですが
リーグ戦はどんどん続いちゃうので、けが人とかも多いし、その中でやっていかなくてはいけないので、今日の1勝でそれぞれまた自覚が目覚めたと思います。ちょっと嬉しくて良く分からないですけど、次の2戦も勝たないと目標である中位で入替戦回避というのが厳しくなるので、この1勝で浮かれないでもう一回初心に戻って次の一戦一戦を戦っていきたいです。



#17 下地
―今日の試合を振り返っての感想をお願いします。
先週も自分たちらしさを出せずに負けてしまったところがあったのですが、今日は切り替えて楽しくやろうと思って臨みました。相手に少し点差を離された時も、しっかりベンチもベンチ外の人たちも、1試合を通してみんなで声を掛け合って出来たのは良かったかなと思います。

―今日の勝因は何だと思われますか?
相手にリードされてきつい時に自分たちがしっかりとディフェンスで守ってゴールまで繋げられたところです。我慢できたという部分が勝ちに繋がったかなと思います。

―リードされていましたが、後半はどんな気持ちで臨みましたか?
相手がリードしている分、自分たちが急いでシュートにいってしまうと、ミスが多くなり点差が離されてしまうという展開が今までの3試合であったので、1本1本ディフェンスで守って、キーパーも含めてコートに出ていた7人がしっかり意思疎通して役割を果たせたのが、良かったところでしたね。

―今リーグ初勝利ですが、やはりこの勝利は大きいですか?
そうですね、今日が4試合目でリーグ戦の大体中盤に差し掛かっていて、ここ1戦勝たないと後半が苦しくなっていくという状況だったので、本当にこの1勝は凄く大きいですし、この勝利を機に自分たちのハンドボールできていけたらいいなと思います。

―今日の課題、収穫はありますか?
自分たちがリードしているときに3点差、4点差まで持っていきたかったのですけどそこをまた同点に盛り返されて、逆転までされてしまったところは自分たちの詰めの甘さが出たなと思います。そこでどう試合を運ぶかが課題として出ました。収穫としてはキーパーを含めて、シュートの決定率も全体的に良くてこの1週間シュートを徹底して練習してきたのでそれが勝利に繋がったというのは収穫ですね。

―来週の早大戦への意気込みをお願いします。
相手は体格も大きいのでそれにひるまずに今日みたいに立教らしく、楽しくプレーすれば勝利に繋がると思うので、守って速攻の形を意識してみんなで盛り上げて勝ちにこだわっていきたいです。

Copyright (C) 立教スポーツ編集部, All Rights Reserved.