2017/05/17

テニス部男子


課題が出来た春

◆平成29年度関東学生テニストーナメント大会◆
5月2日 有明テニスの森公園テニスコート
関東学生テニストーナメント(通称:春関)本戦が有明の地で開幕した。立大のテニス部男子からは、予選大会を勝ち抜いた計5名が出場。シングルスでは高畠(社4)、ダブルスでは所司(営2)・冨川(営2)ペア、上野(営1)・坂本(営1)がそれぞれの試合で奮闘。夏のインカレを視野に入れ、力を存分に発揮すべく、彼らの挑戦が始まった。


バックハンドでボールを打ち返す高畠(社4)
シングルスには、チームの副キャプテン・高畠(社4)が出場。対する相手は1部の法大。初戦から格上との対戦を強いられる中、堂々のプレーで奮闘を見せた。
第1セット、相手のレベルの高さに苦しみ、最初のゲームからブレイクされてしまう苦しい立ち上がりとなる。高畠はロブショットや持ち前の粘り強さを活かしたラリーで応戦するが、着々と相手に得点されていく。0-5で迎えた第6ゲーム、このまま第1セットを奪われるわけにいかない高畠は執念でデュースに持ち込むと、鋭いショットで相手のミスを誘い、見事ブレイク。次のゲームでもサーブを活かしてキープし、意地を見せる。しかし、それまでの不調が響き、第1セットは落としてしまう。
迎えた第2セット。前セット終盤で掴んだリズムを維持した高畠は、格上の相手と互角の打ち合いを繰り広げ、互いにキープが続く状況になる。ここでも高畠は、ボールに喰らいつく粘りのプレーで応戦する。しかし、際どいジャッジでプレーが止まった後、集中が切れてしまったのか、相手の力のあるショットに対応できずブレイクを許す。その後も取ったら取り返すという展開になるが、ブレイクし返すことができず、4-6で敗北。一度のミスが勝敗を分ける悔しい結果となった。


相手の攻撃に備えて構える上野(営1)と坂本(営1)
ダブルスには二組が出場。今大会がデビュー戦となった上野(営1)・坂本(営1)ペアは駒沢大学のペアと対戦。二部・三部の入れ替え戦を行った両校の対決からか声援も一際大きい激戦となった。
第1セット、緊張からか本来のプレーが出来ず、相手の息の合ったコンビネーション攻撃、ボディ付近を狙った強打、裏をかいたフォアストレートに苦しみ、1セット目を1-6で奪われてしまう。第2セットでもいきなりのブレークを許すなど厳しい展開が続くが、4ゲーム目、幾度にも渡るデュースの末キープに成功し、ここから波に乗った。上野の強烈なサーブ、坂本の正確なフォアストロークで優位に出る。第一セットで圧倒されていた相手に対し7ゲーム目ではブレークに成功する等意地を見せたが、序盤で開いたリードを詰められず4-6で惜しくも敗れた。部員達からの声援に幾度も頷いたり、プレー間での打ち合わせの時間を長く取り、お互いの意志を確認したりするといった行動があり、コンビネーションの向上、プレーの質のレベルアップを目指している仕草が印象的だった。

ガッツポーズをする所司(営2)・冨川(営2)
ダブルス2戦目には、力を伸ばしている所司(営2)・冨川(営2)の2年生ペアが出場。対するは、2部に在籍する青学大。立大は昨年度2部に昇格したばかりだ。実力を発揮するには十分な試合となった。
所司のサーブから始まった1ゲーム目。所司のサーブから、プレーが展開され隙をついて冨川がボレーを放ち、得点する。一気に4ポイントを獲得し、1ゲーム目を勝ち取った。しかし、勢いはそう長く続かず、連続して5ゲームを取られてしまい1-5に。このまま1セットを取られるかと思われたが、立大側の応援が彼らに降り注ぐ。1ポイント目は、立大のサーブミスで取られるも、2ポイント目は所司のスマッシュで相手にリターンを許さない。3ポイント目は失点したものの、冨川の鋭いサーブやボレー対決の末、1ゲームを獲得した。しかし、次のゲームでは調子が出ず、相手の点となってしまい、2-6になり1セット目は取得ならず。
続く2セット目では、所司のスマッシュや相手のミスにより1ゲーム目を勝ち取るも、2ゲーム目は相手の持ち点となってしまう。3ゲーム目は、1ポイント目から緊張感漂うスマッシュ対決となり、長きプレーの末、立大側の点となり2-1に。その後、調子が出てきた立大は続けて3ゲームを獲得。あと1ゲーム取得で1セット獲得となるはずが、アウトが頻発し相手のポイント数が徐々に増えていき、ゲームポイントがまさかの同点にまで達してしまう。1ゲーム巻き返せるか、と誰もが息をのむ展開になるも、相手が綿密に立大側のアウトを狙うプレーを展開し、5-7で相手が1セットを獲得。セットカウントの末、立大側の敗北となった。


立大から計3チームが出場したものの、初戦を突破するチームはいなかった。個人的にも、そしてチームとしても課題ができた春となった。テニス部が最も熱いのは、夏だ。夏関もあり、2部昇格後初のリーグ戦も開幕する。一夏がやってくる前に、今一度己のテニスと向き合う時間がやってきたようだ。今回の試合での感じたことを胸にどう成長を遂げるのか。彼らの夏での活躍に期待したい。
(5月17日 上田颯人、小林桂子)

《試合結果》
シングルス
高畠 ● 2-6,4-6

ダブルス
上野・坂本 ● 2-6,4-6
所司・冨川 ● 2-6,5-7

◆インタビュー◆
高畠(社4)
―今日の試合を振り返って
相手が強いことは分かっていたので、構えたつもりで試合に臨みました。試合の最中でも僅かな差なのですが、相手の方が大事な局面で上回っていたと感じる場面があって、そこにどうしても自分が引いてしまって強気に勝負出来なかった所が最後の所で(結果に)出てしまったのかなと思いました。

―相手が格上という話が出ましたがどのような場面でそう感じましたか
お互いに四年生でテニスをやれていない状況でしたが、相手の方が頭を使ってしっかり組み立てて自分の出来る限界でどうやって勝っていくかを考えていました。それに対して僕は限界以上のことを求めたり、一本調子になってしまったりした為変化をつけることが出来ませんでした。だから相手にかわされてしまったのだと思います。

―調子はどうでしたか
調子自体は悪くなかったのですが、自分の中でマックスでは無いし、もっと上げることが出来たのではないかなと思います。

―大会の期間が開いたことの影響は
様々な条件がある中で自分の中ではしっかり準備してきたつもりです。

―第二セットのファーストサービスの確率が第一セットに比べ非常に上がっていました。何か修正した点は
僕がスロースターターということもあり、(第一セットは)上半身だけで打ってしまい安定感が出ませんでした。第二セット以降は身体も動き、しっかり身体全体を使って打つことが出来たので確率が上がったのだと思います。

―今大会を通しての課題は
僕はどうしても守りが中心のスタイルのテニスをするので攻めてこないタイプ、守ってくる相手に対して決め手に欠けてしまいました。今後、二部で勝っていくには攻撃力を上げていく必要があると思いました。

―調子はどうでしたか
調子自体は悪くなかったのですが、自分の中でマックスでは無いし、もっと上げることが出来たのではないかなと思います。

―夏以降の大会に向けて意気込みを
去年の四年生方に偉大な方が多く、抜けた穴が大きいので僕がそこの位置に立ってチームを引っ張れる存在になりたいです。このチームにはエースがいないので僕がそのエースになれる様頑張るだけです。



所司(営2)・冨川(営2)ペア
―今日を振り返って
(所司)初めて関東学生本戦上がって、すごい試合前は「思い切っていこう」と思ってて、試合に入ったんですけど、実際立ってみると緊張感があって、応援も多くてその中でのプレーってやっぱりリーグと同じだと思うので、今日すごい緊張して本来のプレーっていうのが出なかったと思うんですけど、次夏関、リーグとあるのでそれに向けてこういう舞台にもなれて自分の力がベストに出せるように頑張りたいと思います。
(冨川)まず、今日舞台に立てて、まずいろんな経験ができた。それは、色んな強い人たちと試合することで自分の未熟さとか感じたので、これは今日の試合っていうのは、負けてしまったんですけど次の悔しさにつながったのでそれは成長できる要因にはなりました。それは、これからも上を目指していきたいっていう思いです。

―今日の試合では惜しい場面もあったが、次につなげるためには何を一番鍛えたいか
(所司)僕が感じたのは、2セット目とか5-1で僕らがリードしててあと1ゲームでセットをとれるところまできていたんですけど、そこで相手と1つ1つのショットの安定感とか最後までここで決めきってポイントをとるのに、すごい差が出ていて僕らは最後1ゲームってところで自分たちのミスで相手に流れを取れてしまった。そこがすごい敗因かなという風に思うので、練習の中で最後まで決めきるっていう以前からの課題ではあるんですけど、そこを徹底していきたいなと思います。
(冨川)僕は、今日はサーブもリターンもファーストボレの初めのファーストタッチなんですけど、それが一番基本となるんですよ。そこがやっぱり他の人たちと違うので、基礎的な部分からしっかり上げていきたいと思います。

―初めての春関だったと思うが、普通の試合とどう異なるのか
(所司)予選と違って、応援がすごく多いのと相手も多いし、立教の方も応援が多いっていうのと、あと本戦になるとこの有明で、僕は初めて立ったんですけど、すごい雰囲気があってなんか予選と違って自分がチャレンジャーだったので、すごい緊張したかな。単純に緊張したっていうのがあります。
(冨川)僕は、この有明で結構試合とかあって、こういう大会ではないですけど、今日立ってみたら別のコートに見えてしまって。応援とか、相手のオーラとか。(相手も)強いので、甘くなったら舐められるという緊張感とか、そういう相手の気迫とかでプレッシャーとか。今までとはレベルが違うくらい、みんなの応援に応えたい―そういうプレッシャーの部分が大きく違ったと思います。
(所司)リーグみたいだった。
(冨川)確かに。
(所司)一回だけ、リーグに出させてもらって。すごい雰囲気がリーグみたいだなと。丁度相手も2部校だったので。またリーグで青学大と当たるので、どうせまたこの雰囲気がくるんだろうなって思いました。

―初めてコンビを組まれたと思うが、どうだったか
(所司)僕たち、学部も同じでほとんど授業も同じでいつもだいたい一緒にいる仲だったので、すごい練習も一緒に合わせて、すごい話し合って出来ているので練習の取り組み方は、結果として今回の試合には出場できたので、よかったかなと。もっと話し合って改善点を潰していけたらなと思います。
(冨川)僕たち、学部も同じなんで結構仲がいいので、僕たちノリも似ていて。しょうもないギャグとかも似ていて、結構馬が合うので、楽しくできて。練習も、試合も楽しくやるのが一番だと思うので、これからもノリノリでいきたいと思います。

―次戦(夏関)への意気込み
(所司)また単複で関東学生に上がって、とりあえず初戦を突破したいなと思っています。
(冨川)僕も同じで、単複で関東学生に上がって、もうダブルスだったら3回戦、4回戦とかベスト4とか狙っていきたいです



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