2017/06/07

アメリカンフットボール部


「個が強いチーム」へ。真価が問われる日大戦

◆2017年度アメリカンフットボール春季オープン戦◆
5月7日 対日大 アミノバイタルフィールド

日 対日大 PHOENIX

 

Q

Q

Q

Q

Total

立大

日大

14

21


 2連勝を収めた関西遠征から2週間。ラッシャーズが対峙する次なる相手は日大だ。格上といえども、秋では絶対に勝たなければいけない相手。新体制となって3戦目、現段階で強豪チームにどれだけ通用するのか。その真価が問われる。


苦しい展開が続いた。立大のキックオフで始まった今試合、第1Qは思うようにダウンを更新できない。果敢にランプレーを試みるが、相手ディフェンスの壁に阻まれる。第2Q突入後も流れは依然として変わらない。それどころか、日大のパスプレーに翻弄され、7分間で2度もTDを許してしまう。前半終了間際、ファーストダウン獲得まで残り2y地点。立教はギャンブルを試みるも、パスプレーが惜しくも通らず失敗。0-14で前半を折り返した。


今試合、多くの場面でチャンスを生み出したQB#15若狭
それでも好機をうかがった。第3Q開始3分で日大に今試合3回目のTDを決められるも、そこから流れが少しずつ立大側へと傾き始める。QB#15若狭(社2)からWR#4永島(文2)へのロングパスが成功し、23yものビッグゲインに成功。ランプレーで敵陣3yまで押し進む。今試合初得点への期待が高まるも、日大にファンブルをリカバーされて攻守交代。TDには至らなかった。しかし立大ディフェンス陣、相手攻撃を封じ込め、シリーズ更新を許さない。 チャンスをものにできた瞬間だった。21点ビハインドで突入した最終Q。日大のパントをリターンし、立大の攻撃が始まる。ランプレーを重ねて敵陣42yまで前進すると、QB#15若狭からWR#80河本(コ3)へのパスで16ヤードのビッグゲインに成功。一気に攻め入る。今試合最大のチャンス到来、立教側の応援はピークに。シリーズ更新まで残り1y、気迫のランプレーでギャンブル成功。そして敵陣13y地点、QB#15若狭からWR#31吉川(営2)へのTDパスが通り、ついに今試合初となるTDを決めた。応援に駆け付けていたラッシャーズOBが“即席応援団”となって「行け立教健児」を歌い、サポーターを盛り上げる。TFPも危なげなく決め、ついに強豪相手から価値ある7点をもぎとった。最後までランプレーを武器に前へと進み、追加点を狙うラッシャーズだったが、ホイッスルが鳴り試合終了。7-21。「自分としては満足していない点差。同点以上は行けたかなと思う」(QB#15若狭)。最後のTDの他にも多くのチャンスがあっただけに、悔しい敗戦となった。

 中村監督は試合を振り返って、「白か黒しかなく、秋はこれがただの一回になっちゃう。内容的なことは関係ない」と悔しさをにじませた。ラッシャーズが目指す形は、「個が強いチーム」。1人1人が強くなるために、それぞれで練習を積み、TOP8で互角に渡り合うためのベースを作ることが当面の目標だ。特に中村監督は、試合のキーマンとなるQBのスキルアップを熱望。これからポジション争いもますます激化することが予想される。勝負の秋に向けて、男たちは静かに鍛錬を重ねる。

(5月16日・森下友紀子)

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5月21日 対慶大 @アミノバイタルフィールド16:15K.O.

◆コメント◆
◎監督 中村剛喜
○今日の試合の率直な感想
――まあ悔しい。
○特にどういった面が悔しいか。
――白か黒しかなく秋はこれがただの1回になっちゃうので、内容的にどうこうとかいうことは関係ないので、今の実力が全部出せたか出せなかったかは別として、勝てなかったということは認めないといけないことが率直に悔しいです。
○桃山と同志社を踏まえての新体制になって3戦目ですが新体制としての手ごたえは?
――手ごたえというよりもまだ4年生が多いので、4年生が多いというのは就活に抜けてチームの勢いがまだまだ上昇気流に乗り切れない時期が続いているので、手ごたえはまだない。まだまだ全然。もちろん就活は頑張って、就活で抜けた穴は一生懸命埋められるようにもっと出来ることがあるはずなのでその辺をもっと一生懸命頑張ってほしい。
○新体制として、秋に向けても含めどのようなことを目標にするか。
――やっぱりこのチームは戦術で勝つとかということの前に1対1で、個が強くなって戦うことを勝負のベースにしてやってきてるのでそれは昨年から方針を変えてないですね。1人1人が強くなる練習をどれだけ時間を見つけてしていくかというようなことしか言ってません。
○今回の日大戦に向けて特に重点的に練習したことは?
――特にないです。日大に向けてっていうことではないです。
○今回のオープン戦全体としては?
――秋に向けてうちがベースにするプレイをとにかく一生懸命作る段階にいるので日大相手にどれだけ通用するかなというのはあるけど日大用に何か用意するということはないです。
○次戦が2週間後の慶應大との1戦に向けての意気込み、また明日からどのように臨んでいくか。
――これも相手が慶應だから特別という事があるわけではない。ただ秋に絶対勝たなきゃいけない相手であり、今日できなかった事がまずクリアしなきゃいけないことなので、それがクリア出来れば間違いなく1つステージは上がれるはずなので、具体的に今何が足りないかというのをたくさん今日収穫してそこを重点的にやっていくというところ。
○今日出てきた足りなかったこととは?
――たくさんあるけど、あえて聞こえるように言うと、コントロールスキル、まだまだ下手くそなのでうまくなれと。色々今取り組もうとしてるそのベースのプレーっていうのがやはりQBのスキルがすごく重要になり、誰もが出来ることではないので、そういう意味では人一倍練習して、QBがもっと瞬時に判断して成長しないとというところですね。


◎QB#15若狭
○今日の振り返り
――最初の方はディフェンスに助けられてばっかりでしたね。オフェンスとして自分達がやってきたところとあったんですが、ターンオーバーとか絶対にしてはいけないミスをいくつもしてしまったのでそこは反省です。
○7―21という点差について思うところは
――自分としては満足してないですね。最後もつまらない反則とかで下がってしまうとかがあって、同点以上はいけたかなと思いますね。
○チーム内での競争、立ち位置
――今日スターターで出てて、一回変わったんだけどもう一回出してもらって。まぁこれからの頑張り次第ですかね。
○その争いが激化する中で自分の強みというのは
――今やってることがオプションだから、もう少しその判断とかを学んでクレバーな選手になるようにがんばる。
○次戦に向けて
――今日の反省を2週間で潰して、今日はオフェンスがディフェンスに助けてもらったから、今度はオフェンスがチームを勝たせられるように頑張ります。


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