2017/06/06

拳法部


悔しい幕開けに「いいスタートを切れた」

◆第30回東日本大学リーグ戦/第3回東日本大学女子リーグ戦◆
5月14日 立教大学新座キャンパス体育館
立大拳士の戦いはここから始まる。新体制のチームでの初戦となる、東日本リーグ戦が今年も開催された。女子は須井(現4)と新井(現3)が学連選抜として出場し、総合3位を獲得。男子は予選で敗退するも、次に繋がる戦いにできたようだ。

面突きを繰り出す新井
女子団体戦で立大は「少数精鋭」を体現した。学連選抜として出場した須井と新井は、予選から大暴れ。初戦の対日大では相手を圧倒する。中堅の新井は最初の1分で相手とにらみ合い、間合いを取る。折り返した開始1分8秒には胴突きで一本を取ると、さらに残り30秒のところで胴突きを炸裂。白星を獲得した。流れができたところで、大将の須井は開始10秒に素早く胴突き。その30秒後に面突きで試合を決める。3−0のストレート勝ちで日大を破った。その後青学大相手には勝ち星を落とすも、東洋大にはストレート勝ちを収め、予選Bブロックを2位で準決勝へ駒を進めた。
ここからは挑戦の戦いになった。準決勝の相手は近年女子も力を付けつつある明大だ。先鋒の須井は面突きで二本取られる。中堅が引き分けに持ち込んで、大将の新井へ。終始軽い打ち合いでバチバチと火花を散らし、審判の旗が動かぬまま残り10秒に。このまま引き分けで終えるかに思えた残り8秒。相手の蹴りが新井の胴に入り、一本。準決勝で敗退が決定した。3位決定戦の相手は、予選リーグで敗北した青学大だ。先鋒の新井は開始35秒に胴突きで一本取られるも、残り30秒前後で胴突きを連続で繰り出し、先勝。中堅として出場した須井は開始43秒で面突き一本。試合終了までその優勢を守りきり、青学大相手に勝利を収めた。総合3位、立大から出場したのはわずか2人にも関わらず、まさに少数精鋭の大健闘であった。

足を出して相手を牽制する水池
番狂わせは起きなかった。男子団体戦、初戦の相手は強豪の国士館大。2つの黒星と1つの引き分けという苦しい状況で、エースの水池(理4)へ。序盤から倒し倒され、投げ合う激しい戦いになった。開始58秒、水池の蹴りが相手の胴を捉え一本を取る。その後の開始1分16秒、相手を倒し、見事に押さえ胴突きで更に一本。勝ち星をようやく獲得した。しかしこれが最初で最後の反撃となる。副将の本間(現3)は残り40秒のところで胴突きを食らい、敗北。大将の五藤(現4)は開始1分4秒に面突きで一本を取られるも、3秒後にお返しと言わんばかりに胴蹴りで一本を取る。ところがその17秒後、相手の面蹴りで一本を取られ、勝負あり。国士館大に1−5で敗北を喫した。その後の日大戦では水池と高城(現4)が勝ち星を獲得した。水池は華麗に相手の足を払って倒し、押さえ胴突きで一本。また相手を倒すと今度は押さえ面突きで一本。強さを見せつけた。高城は開始1分40秒に綺麗な面突きを炸裂。更にそのわずか2秒後にまた面突きで一本を奪った。他でも熱戦を繰り広げるも勝利を挙げることはできず、日大相手に2−5で敗北。予選敗退が決定した。

「純粋に悔しいと思った。次に向かうという点ではいいスタートを切れたのでは」。主将の五藤はまっすぐな目でこう話した。女子チームも修正点は多く、まだまだ伸び幅がある。彼らの戦いはここからだ。
(6月5日・小西修平)

◆コメント◆
主将・五藤
―――今日を振り返って
2敗という結果になってしまって、普段の結果に対するアプローチの仕方、練習から結果にこだわる姿勢が少し甘かったのかな、と自分個人でもそう思いましたし、全体を見ても少し結果に対する姿勢が甘かったのかなと思います。しかし例年ですと、負けちゃってしょうがないよねという雰囲気が少しはあったのですが、今僕たちはそういう風に思ってないですし、みんなこれが純粋に悔しいと思って。もっと練習しようという前向きな気持ちで今日は終われたと思うので、すぐには結果として出ないと思うけど秋〜冬頃の最後の大会に向けていいスタートを切れたのではないかと思います。
―――良かった点は
全体的に、全員の実力としては今日全員発揮できたと思っているので、そういう部分で人数的に戦力が上がってきたという部分もありますし、個々の実力の部分も国士舘という強豪相手に一本、ポイント取れたりであるとかいい勝負が出来たのでそこは自信の部分かなと思います。
―――実力が上がってきたのは
純粋に部員の人数が増えたということがありますし、全体としても部のコミュニケーションというのをすごく意識しています。僕たちは体育会なので、結果にすごくこだわらないといけないんですけど、その過程ですごく厳しい練習をするという部分で、厳しい練習をするのにどうすればいいかというと、仲間同士で支えあう、チームとして厳しい練習をしないといけない。そこでチームとして仲良くなるか、お互い励ましあうかという部分で、友達というよりは同志としてお互いを高めあえる存在というコミュニティになれたというのがでかいと思います。
―――今年のチームの印象は
今日試合して思ったのは、これからする厳しい練習を乗り越えられるチームだなと思いました。未来があるんじゃないかなと思います。
―――今回、初めての大将であったと思うが、大将をやってみていかがでしたか
個人的にはものすごいプレッシャーでした。(拳法は)体重別ではないので、簡単言ってしまうと小柄の方が不利というのがある中で、勝たなきゃいけなかったですし勝つことをイメージしてやっていて、前日まですごいプレッシャーを感じていました。しかし今日は後ろめたいプレッシャーというのはなくて、むしろプレッシャーを力に変えられたのではないかと思います。
―――今年のチームの目標は
秋の東日本のトーナメント戦で準決勝まで進みたいと思っています。また、個人としては今黒帯を付けているのが3人しかいないので、全員黒帯にするのが後輩育成の面では目標です。

女子チーム主将・須井、新井
―――今日の試合を振り返って
須井:初戦の日大戦は絶対に負けちゃいけないというのが暗黙の了解だったので、とにかく勝てるように頑張りました。
新井:とにかく動こうと。動かないとエンジンがかかるのが遅いので。
須井:青学はもともと強いと分かっていました。私も新井のお互い苦手な選手がいて、どうしても怖気付いてしまいました。反省点は多いですね。
―――試合中の応援はよく聞こえる?
新井:試合中はあまり聞こえないのですが、試合前の蹲踞(そんきょ)のときは一番応援が聞こえますね。新井先輩ファイトとか言ってもらえると嬉しいですね。
須井:試合中のアドバイスとかはあまり聞こえません。聞こえた時には一歩遅かったり。そういうことを聞いちゃうと逆に体が動かなくなったりしちゃうので、ちゃんと聞いてはいるのですが、自分のペースは崩さないように気をつけています。
―――学連選抜で慶應の選手と組むことになった経緯
須井:もともと立教が出場できる人数が2人しかいなくて、最初は2人だけで立大として出場する予定でした。ですが一緒に組んだ慶應の1年生の子が高校時代に立教に練習に来てくれていいて、人数が揃わない学校が立教と慶應だけだったので組むことになりました。
―――三位決定戦は
新井:追い詰められてしまったので、逆に力を抜いて勝ち負けにこだわらずにプレーできました。
須井:新井が勝ってくれたの、絶対負けられないなと思いました。最初に1本取れて優勢になったので良かったです。
―――今年の女子チームの目標
須井:去年まで女子の団体戦が先輩たちの頑張りもあって、いい結果を出しているので、その記憶を超えるか、最低でも入賞はしたいと思います。
―――新入生は
須井:女子の選手が3人入ってくれたので、このまま強くなれば団体にも出れるので。武道に興味がある子たちが自分たちから入ってきてくれました。みんな得意な技が違って、上達もすごく速いのでちょうどいいチームバランスになりそうだなと思います。
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