2017/07/04

拳法部


芽生えるハングリー精神

◆第30回全国大学選抜選手権大会/第13回ブロック対抗女子学生団体戦◆
6月18日 東京武道館
前期最後の団体戦である全国選抜選手権大会に臨んだ立大拳法部。男子は格上相手に懸命な戦いに挑むも、惜敗した。女子は須井(現4)と新井(現3)が東日本学生女子チームとして出場し、優勝に貢献した。

強気に面突きを仕掛ける高城
5人制の男子団体戦、「惜敗」、この言葉が一番あてはまる試合となった。一回戦の相手は桃山学大。先鋒こそ敗れてしまうが、続く次鋒の水池(理4)はその嫌な流れを断ち切るかのような強気のプレーを見せる。開始28秒、見事な蹴りが相手の面に突き刺さり、一本。その後も開始1分23秒で相手を押し倒し、胴突きを決め、勝利を収めた。
1勝1敗とし、試合を振り出しに戻した立大。中堅の高城もこの流れを崩さない。高城のペースで試合が始まる。開始31秒、高城の放った面突きが決まったかのように見えたが、旗は1つしか上がらない。その後激しい攻めの応酬が続き、ラスト1分を切る。開始2分1秒、ついに試合が動いた。一瞬で相手との間合いを詰めた高城の見事な銅蹴りが決まり1本を獲得。結局、その1本を守り抜いた高城が勝利を収める。2勝1敗とし、あと1つで立大の勝利が決まるところまで桃山学大を追い詰めた。
副将の本間(現3)に勝利への期待がかかる中、試合が始まる。しかし開始15秒で一方的に相手の展開を許し、胴蹴りをされてしまう。その後も本間は必死に反撃のチャンスを伺うも、2本目の胴蹴りを許し、万事休す。勝負の行方は大将の五藤(現4)に託された。
五藤は「自分のところで勝敗が決まるという部分で、プレッシャーはすごくありました。しかし、それ以上に自分が勝ちを決めて、試合を勝利に導きたいという気持ちがあったので積極的に試合に臨めたと思う」と試合後に語った。その言葉通り、五藤は高い集中力で試合を進めていく。開始29秒、五藤の胴突きが決まり、先制する。勝利への期待が高まったものの、その12秒後に相手に倒され胴突きを許す。次の一本で勝敗が決まることになる。局面は突然訪れた。開1分16秒、相手に倒され、胴突きを決められてしまう。この瞬間、立大の一回戦敗退が決まった。2勝3敗、あまりにも惜しすぎる敗北だった。

積極的な胴突きを繰り出す新井
7人制の女子団体戦では、須井と新井が東日本女子学生チームとして確かな存在感を示した。初戦の対中部日本女子学生チーム戦では、須井が参鋒、新井が副将を務めた。1勝1分けで迎えた3戦目に、須井が登場。慎重に確実に攻める須井は開始57秒、面突きを決め一本。試合はそのまま終了し、勝利した。その後4勝1分けとなったところで新井が積極的な攻めを披露する。開始8秒に胴突きを決めると、そのわずか3秒後にも胴突きを決め2-0。圧倒的な強さであった。試合も6勝1分けで東日本女子学生が勝利した。
続く試合は西日本学生チーム。優勝をかけた大一番となる。この試合では先鋒を新井、次鋒を須井が務めることになった。先鋒の新井は開始1分7秒、相手に胴蹴りを決められ一本を取られてしまう。しかしその4秒後、一瞬の隙をついて面突きを決める。試合の流れをこれで取り戻しかけたように見えたが、その後胴突きを決められ、1-2で敗北となった。続く次鋒の須井も開始53秒で胴蹴りを決められると、残り12秒のところで面突きを決められ、0-2で敗れてしまった。しかし試合は他の選手の健闘が光り4-3で勝利。東日本女子学生チームの優勝が決定した。女子学生団体優勝、チームは優勝したが個人の成績には2人とも納得はしていない。彼女たちの今後の活躍にも期待したい。

主将の五藤は「普段の練習の成果が出た」と敗北の中にも確かな手ごたえをつかんでいた。女子チームも優勝という結果にも満足することはない。そんな、ハングリー精神で立ち向かう彼らの戦いに目が離せない。
(7月2日・大場暁登)


◆コメント◆
主将・五藤
―――今日の目標
第一回戦を勝って、二回戦の相手が強かったので二回戦に挑もうと気持ちでやっていました。
―――今回の全国大学選抜選手権大会の位置づけ
前期の中で最後の団体戦になるし、全国選抜は5人制でその分1人1人の負担が大きいので、一年の中では大きな大会なので全員意識して臨んでいたと思います。
―――2-3で惜しくも負けてしまったが今日の試合に収穫はあったのか
自分たちが2段相手ですとか、向こうは全員黒帯だったのでそういう部分で自分たちが実力を出せればそういう相手ともやり合えるということが分かった部分が収穫だと思います。同時にもう少し練習での態度・姿勢といった部分を見直せば、もっと良くなるのではないかと分かったことも収穫だと思います。

女子チーム主将・須井、新井
―――今日を振り返って
須井:チームが初めて優勝できたのは嬉しいですけど、個人的にはあまりいい試合ができなかったので、悔しいし申し訳ないですね。
新井:総合的には優勝して嬉しいですけど、個人としては2戦目で負けちゃったので、悔しさはちょっと残りました。基本的には嬉しいです。ちょっと複雑です。
―――悪かった点
須井:私の初戦が、2本勝ちでくる相手だったのが、一本勝ちで時間切れになってしまったので、そこは二本取っておくべきだったな。というのと、西日本の時はせめて引き分けに持ち込めればなと思ってやっていたので、それが達成できなかったので、申し訳ないですね。
―――良かった点
新井:リラックスして試合にも臨めたので、気持ちもうまく作れたので、そこは良かったかなと。
―――この大会の位置付けは
新井:全国、結構大きい規模で関西の強い選手とかともやるので、大きい位置付けですね。
須井:ずっと今年の4月から今まで勝てていなかった西日本にメンバー的に今年は勝てるよ、という東日本女子の総意というか目標があったので。私も東日本で普段敵の女子と戦うことができるのは今年が本当に最後なので、勝ちたいなと、かなり心もちとしては大きい大会でした。
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