2017/07/17

バレーボール部


「つなぐ」バレーで昇格戦勝利!混戦2部へ、殴り込み!!

◆2017年度春季関東大学バレーボールリーグ入れ替え戦◆
5月27日 対平成国際大 亜細亜大体育館
春季リーグ 入れ替え戦
立 大
25-21
平成国際大
22-25
27-25
25-22


主将としてプレーでチームをけん引した武部
  半年前の入れ替え戦もこの会場だった。当時4年生の井祐、三浦(16年度卒)ら圧倒的な攻撃力を有したチームは、破竹の勢いで勝ち星を重ねていた。3部Aブロック全勝で昇格戦に挑むも、結果は0-3で惨敗。彼らの攻撃力をもってしても2部には届かず、昇格の夢は後輩に託し4年生はチームを去っていった。 

 新体制となり、攻撃の軸を担っていた選手たちはもういない。攻撃力が落ちた中でいかに勝つか。選手たちが出した答えは「つなぐ」バレーだった。1発で決める決定力がなくとも粘り抜いて1点をもぎ取り、勝つ。磨いたチーム力で3部を勝ち抜き、掴んだ昇格への切符。先代が成し得なかった悲願を叶えるべく、再びこの会場に舞い戻った。相対する平成国際大は、立大の昇格への使者となるか、それともそれを阻むのか。いざ2部へ、リベンジマッチの始まりだ

個々の能力では明らかに相手が上回っていた。変化のある速いサーブ、そして高い打点から放たれる強烈なスパイクは、3部では経験しえない強さだった。相手のミスに乗じて第1セットは奪うものの、第2セットでは格上の強さをまざまざと見せつけられた。相手セッターの左右に揺さぶるトス、そこから繰り出されるクイックスパイクに立大は反応すらままならず、このセットを落としてしまう。セットカウント1-1。3セット先取のバレーにおいて次は勝敗を左右する局面だ。主将・武部(社3)を中心に円陣が組まれる。「俺らの強みはボールを落とさないこと。粘って泥臭く一点を取ろう」。そして第3セットが始まった。

打力を頼みに序盤から攻勢をかける平国大。リードを許し、相手ペースで進む展開にも立大に焦りはなかった。3回でも4回でも必死にボールを追い、拾う。昨季から変えた「つなぐ」プレースタイルを貫き、2部校の強力なスパイクに必死に食らいついていった。思うように決め切れない平国大はいらだちを募らせてミスを重ね、1点、また1点と差が縮まっていく。終盤、気づけば20-20と同点に追いついていた。ここまでくると1ポイントが試合の流れを決めかねない。計り知れない重圧の中、決めたのは武部、羽田(営2)の両エースだった。粘った末の二人の一撃が流れを呼び、このセットを奪う。歓喜の瞬間は確実に近づいていた。

  勝利まであと1セット。ここを落とせば降格となる平国大は追い込まれる。劣勢の雰囲気は焦りにつながり、それは更なるミスを呼んだ。一方の立大は本澤(済1)の正確無比なトスから武部、羽田が得点を量産。怒涛の4連続ポイントで突き放していく。チームの雰囲気の差が如実に点差に表れていった。そして、ついに――。

昇格を決め喜びを分かち合う選手達
相手サーブが外れ、アウト。と同時に割れんばかりの歓声があがった。コートでは感極まり目に涙を浮かべる選手たち。応援席では観客・OBが総立ちで喜びを表していた。何よりもうれしいと春リーグを通じて初めて満足げなコメントを残す武部。リーグ戦、勝てど勝てど反省の言が口をついた。それは同時に選手たちのプライドでもあったのだ。「4年生を2部でプレーさせる」(羽田)。彼らの思いが、3年越しの悲願を達成してみせた。

今のメンバーに2部でのプレーを経験した選手はいない。だからこそチャレンジャー精神を持ってハイレベルな舞台に挑む。「2部のチームになる」(武部)。主将の言葉には厳しい戦いへの覚悟が滲んでいた。

(7月5日 山田裕人)




◆コメント◆
#6 武部
――今年のチームの強みは
本当に技術的な面では去年よりは劣っていると思います。でも、気持ちの部分では去年のチームより上だと思います。
――2年生がとても強くなった印象があるのですが
そうですね。。本当に今日も助けられました。そういうところで1、2年生が助けてくれたから勝てたのかなと思います。
――リーグ戦を通して成長したところは
本当に今回のリーグは産能戦以外では1セットしか落としてなかったので、そこは本当に自信になりました。その中でも慢心とかなくて、あくまでも自分たちは弱いチームだと思って、2部に行くためのチャレンジャー精神っていうのも昇格に繋がったと思います。
――2部に向けての意気込みを
僕は初めて2部に行くんですけど、やっぱり3部みたいに簡単には絶対に勝てないと思います。0-3で負けるような試合もあるかもしれないし、決めきれない場面が多かったりとかそこは見つめなおさなければいけないなと思います。


#根本監督
――今日の試合を振り返って
清々しいチャレンジャーの気持ちで挑めました。だから運がこっちに味方してくれるようなプレーが出たんだと思います。平成国際のほうが選手個々のレベルは高いと思いますが、気持ちの部分で運を引き寄せられたかなと思います。
――平成国際大の印象は?
練習試合もやっていて試合前から強敵だと思っていて、相手の選手も素晴らしい打点で強いスパイクを放ってきますし、うちの選手よりもレベルが高いと思います。
――去年の主力だった三浦さん、井祐さんが抜けてしまいましたが、今年のチームの強みは?
去年も入れ替え戦で勝てなくて昇格ができなかったんですけど、その時は、攻撃力は今より上だったと思いますが、やはりチーム力が足りなかったと思います。今年は繋いでいく力やレシーブ力、諦めない気持ちそれからチームのカラーや雰囲気が良かったですね。
――リーグ戦を通してチームとして成長したところは
やはり諦めずに繋いでみんなでやることができたことですね。それができた試合は本当にいい試合でした。やっぱりこの前の唯一負けた順位決定戦は内容はちょっと諦めてしまった部分があったところとか、余計なミスが多かったところがありましたが、それが最後こういう形で終われたので本当にやればできる、という思いが強くなったと思います。
――タイムアウトの時はどんな指示を出されていましたか
下を向くな、チャレンジャー精神で行け、ラリーになってデュースになったら朝までやろうって言って、みんなでチャレンジャーの気持ちで行こうという風に呼びかけ続けました。細かなプレーのアドバイスもしましたが、主にそういうことを選手たちに言いましたね。
――最後に2部への意気込みを
2部は厳しい戦いになると思います。今の平成国際大も1勝か2勝しかできないところだから、僕らが今の試合を毎週続けても厳しいと思うのでこれからステップアップしないといけないと思います。そういう気持ちでやっていきたいですね
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