2017/09/21

男子ラクロス部


ルーキーたちが関東の頂点へ!史上初サマーステージ優勝

◆2017年度フレッシュマントーナメントサマーステージ決勝トーナメント◆
9月7日 フクダ電子フィールド
 αβ両チームによる決勝トーナメント進出決定から1週間。決勝トーナメントに名を連ねたのは1部常連校の強豪ばかりである。そんな中でも彼らは自分たちのリズムを崩さず、強みの接点ラクロスで次々と相手を倒し、見事史上初のサマーステージ優勝。関東の世代最強の座を掴んだ。

立大α対青学大α

◆サマーステージ決勝トーナメント 第1試合◆
チーム1Q2QTOTAL
立大α
青学大α
【得点者】高島
MVPの木村。対東農大・東海大では4得点し、攻撃の核となった。


 序盤、立大は青学大にゴールを狙われるが、#42ゴーリー増田(済1)のファインセーブなど、堅い守りをみせゴールを死守する。しかし、試合開始から2分、青学大に立て続けに2点を入れられると流れを完全に持って行かれてしまい第1Qを7点ビハインドで折り返す。どうにかして反撃の狼煙を上げたい立大は積極的に青学大のゴールを脅かし#29高島(済1)がショットを決めるが、反撃及ばず1-9で敗退。悔しさ残る試合となった。

  立大β対明大

◆サマーステージ決勝トーナメント 第1試合◆
チーム1Q2QTOTAL
立大β
明大
【得点者】梶、木村、斉城(2)、佐久山(3)、津金沢(2)


  予選で快勝続きの立大βはその姿を彷彿とさせるような試合をみせた。試合開始後、ポゼッションは相手に渡ってしまい序盤は明大をチェイスする苦しい展開となる。しかしその悪い流れを断ち切るようにエース#13佐久山(済1)が先制ショットを決めるとその後は立大ペースに。第1Qを4点リードで折り返す。第2Qもその勢いは止まらず。明大に2点を許すが、それを上回る攻撃力で相手を圧倒。終わってみれば9-2と大勝し、決勝トーナメントも幸先の良いスタートを切った。
 
  立大β対東農大・東海大合同チーム

◆サマーステージ決勝トーナメント 第2試合◆
チーム1Q2QTOTAL
立大β
東農大・東海大合同チーム
【得点者】木村(4)、斉城(2)、立川、星(2)


 初戦を大勝で制した立大は勢いそのままに、#8星(現1)の先制ショットを皮切りに序盤で一挙に3得点する。だが、その後東農大・東海大合同チームに2点を奪われてしまう。この苦しい状況を打破したのは今大会MVPの#7木村(コ1)。河野コーチ(法4)に言われた「お前が攻めろ」という言葉通り相手ゴールを攻め、2連続のショットが決まり5-2と差を広げ前半を終える。第2Q序盤、東農大・東海大合同チームに1点差に詰め寄られ、またもや苦しい状況となる。しかし、それに奮起した立大は#9斉城(営1)のショットで2点差に広げると、#7木村のこの日4本目となるショットを決めるなどして9-5でまたもや大勝。ベスト4入りを決めた。

立大β対武蔵大



◆サマーステージ決勝トーナメント 第3試合◆
チーム1Q2QTOTAL
立大β
武蔵大
【得点者】木村、斉城、佐久山(2)、田熊



対武蔵大戦で決勝ゴールを決めた斉城

 準決勝に進んだ立大を待ち構えていたのは宿敵武蔵大。練習試合で敗北を喫した事がある苦手な相手に予想通り苦戦を強いられることとなる。開始30秒、立大は#13佐久山の先制ショットが決まりその後も攻めたてるが2点目が中々入らず。その中で武蔵大に一瞬の隙を突かれ同点、さらには逆転ゴールを決められてしまう。しかし、その後すぐ反撃し#4田熊(観1)のショットで同点に追いつき第1Qを終える。試合はシーソーゲームの様相を呈した。引き続き第2Qも激しい攻防を繰り返すが、主将・#18梶(コ1)の「守り抜いて1点必ず取る」という言葉のもと、選手は決して諦めずにゴールに食らい付いた。そして4-4で迎えた終了間際、#9斉城の「自分から決めてやろう」と思い放ったショットは見事武蔵大ゴールに吸い込まれ勝負あり。5-4で勝利し決勝へと駒を進めた。
立大β対早大

◆サマーステージ決勝トーナメント 第4試合◆
チーム1Q2QTOTAL
立大β
早大
【得点者】木村(2)、斉城、堀田


武蔵大との接戦を制した立大βの勢いは止まることはなく、ついに最後の敵早大に挑む。第1Q、全日本優勝の過去を持つ強豪のディフェンスは固く、すんなりとはいかない。そんな壁に阻まれながらもオフェンス陣は攻める姿勢を崩しはしない。#9斉城のショットで先制すると、#7木村がラスト2分で2得点を決める。#1田中(現1)のナイスセーブもチームを支え、3-0で相手に失点を許さないまま終了。第2Qでは積極的にショットを打つも、枠外が続き苦しむが、立大も鉄のディフェンスで守り抜く。ラスト1分で早大が意地のショットを決める。しかしその直後すぐさま#17堀田(異1)の決死のショットで1点を奪い、4-1で試合が終了し、難敵早大を倒し見事優勝した。その瞬間、観客席からは割れんばかりの大歓声が上がった。「今までの苦労が報われた」(佐久山)。選手達も試合中の険しい表情をほころばせ、笑顔で仲間と共に喜びを分かち合った。




笑顔をはじけさせる選手、コーチたち
 組織変革への努力が実を結び、サマーステージ優勝を決めた立大β。その姿を観客と共に見ていた立大αのまとめ役増田は「日頃の意識を変えウィンターステージに臨む」と語り、次のウィンターステージ、更にはβとの1年後のレギュラー争いに向け決意を新たにした。一方のβも決して一度の優勝で満足はしていなかった。「2回、3回と優勝できるチームになれ」。優勝後、そのように河野コーチ(法4)に言われた選手達はすでに次のウィンターリーグ優勝、さらにはあすなろカップ優勝とグランドスラムを虎視眈々と狙っている。明暗分かれた両者であるが、両者ともに努力を絶やすことはない。SAINTSの未来は明るい――。

(9月17日・玉真拓雄・西山京香、蜂須賀実樹、宮武瑞季)




◆コメント◆
#7木村
「日々の練習で優勝目指してやってきたので、それがちゃんと練習につながっていたっていう実感が初めて湧いたのとこのチームで優勝取れたのが素直に嬉しかったです。(――印象に残った試合は)3回戦目の武蔵大戦です。DFが固くて、切り替えもできているチームだったので競った試合になってしまいました。ギリギリの点差で焦っていたのですが、みんなの声がけのおかげで僕も冷静さを保てていつも通りプレーできました。本当にみんなに感謝しています。(――最優秀選手に選ばれた感想は)自分の力で取れたとは思っていません。この優勝したチームで日々練習して、切磋琢磨しあってお互いにアドバイスを出し合った結果なのでみんながいて取れたものです。(――木村さんの強みは)恥ずかしながら1-1の負けない強さとパスも出せるような視野の広さが他の選手よりはあるのかなと思っています。(――高校時代の部活は)バスケをやっていました。バスケでポイントガードをやっていました。ポイントガードは周りを見たり隙があれば攻めたりするポジションなのでそれがラクロスでも生きているのかなと思います。(――今日のプレーの満足度)正直満足していますが、これで満足しちゃいけないなと思っています。 僕は他の選手と比べて体が弱いのでしっかり体を作って左手も使えるようになりたいです。佐久山君のようにスピードものってシュートを決めなきゃいけないです。(――尊敬している先輩は)2年生の山下さんです。目指すプレーヤーは山下さんと小久保さんで。とっても大好きな先輩が長島先輩です。すごいフレンドリーですね。ラクロスも教えてもらっていて、入部当初から新座キャンパスなのでそこで自主練の時もしっかり教えてもらっていただいて、それがこれにしっかり繋がっているのかなと思います。 (――学生コーチの河野さんには普段どんなことを教えてもらっているか)ラクロスだけでなく、ラクロスを通じて社会でもしっかりやっていけるような社会性も身につけさせていただいています。それもあっての今日の勝利です。(――河野さんの存在感というのは)大好きですね。みんな大好きですよ、本当に。ラクロスのことだけでなく人間的なことも学ばせていただいているので優勝できたのも本当に恩返しできてよかったなと思います。ちゃんと僕たちと同じ視線にたってちゃんと意見交換もしてくれて試合前に一人一人声をかけてくれます。僕でしたら「海成、頼む!優勝お願い、頼む」って言ってくれました(笑)。(――今後に向けて)サマー優勝できてMVPも取れたのですけど、これだけにとどまらずウィンターもあすなろも連覇したいです。みんなに認められる選手になりたいです。」

#1田中
「ひたすら嬉しいです。嬉しい以外ないです。(――優勝経験は)無いですね。元々弱い部活でサッカー部だったのですが勝ち切るのは初めてで清々しい気分ですね。 今日の2試合目は決められて、決められた時は勝てないことが多いですが、その時も仲間が(点を取り)返してくれて本当にプレーヤーに感謝です。(――今日の山場の試合)準決勝の武蔵戦ですね。練習試合をやることが多くて負けたりしていたので嫌いな相手だったのですが予選の良い雰囲気から一気に攻められたので良かったです。いつも通りのプレーをしたら勝てました。(――学生コーチ河野コーチについて)あの人の練習は本当に楽しくてあの人のいない部活は雰囲気が悪くて、いるだけで「ついて行くぜ」という雰囲気になりますしプレーも上手いし良い人で1個1個を真剣に教えてくれるので大好きです。人柄が良くて思った事を発信していくタイプなので、いるだけで声が広がっていきます。瑞希さん(河野)ありきの部活です。瑞希さん留学でウィンターにはいないので予選突破して優勝するのが恩返ししたい気持ちがみんな強かったです。 僕は元々ショットが好きで点が決めることができて楽しかったのですが、ゴーリーになるのを決意させてくれたのも瑞希さんです。(――今後どういうプレーヤーになっていきたいか)失点が多かったので、どこで守るのか、どのタイミングでこの高さにクロスを持って行くのか、3年の青木さんが優秀な先輩なのでその先輩を目指してウィンターに向けて頑張っていきたいです。」

#9斉城選手
「今日良かった点は4試合全部で点が取れたことです。一番印象残ったシーンは準決勝で緊迫した状況で決勝ゴール決めたシーンです。自分から行ってやろうと思いましたね。(――優勝するチーム作りをするためにしたことは)自分は毎日学部の課題とかあって、その中で練習とかする中で、サマーで自主練の大切さが分かりました。やっぱり練習だけだと伸びなくて、自主練の力を借りなければいけませんね。自主練ではクロスワークをやりました。(――高校時代の部活は)アメフトです。経営学部は忙しいことに加えてバイトをして社会経験積みたいと思っていたので、ラクロスで朝練して、午後バイトとかしようかなと。(-先輩からの言葉は)学年を縦に割るファミリー制度があって、4年生のファミリー長に祝福されたり、一緒に写真撮ったり。後、野球部の先輩もいて、学生コーチの枝広さんや堀口さんも祝福してくれました。(――サマー王者としてウィンターステージへの意気込みを)優勝はしましたが、自分含め練習でまだ抜いている人とかいると思うので、そこを指摘しあって日本一の練習にします。そして早稲田のようにサマー、ウィンター、あすなろと全優勝してグランドスラムというものを目指したいです。」

#13佐久山選手
「優勝決まった瞬間に今までの苦労が報われたような気がして嬉しかったです。(――今までの苦労とは)自分が均衡破ってチームに流れを呼ぶことが一番苦労しました。今日は5得点ですけど、決勝で決めることができなくて、それでMVPも取られてしまいました。決勝で活躍してMVP取るという個人的な目標が達成できなかったので、悔しさもあります・・・。このことが次に繋がると思います。(――学生コーチには何を言われたか)技術はもちろんですが、日頃から優勝するチームの日常を送れと言われています。例えば、防具をきれいに並べるだとか、ラクロスのことを考えて食事管理や筋トレをしたり、疲労が溜まったら休みも取って、しっかり自主練もするなどの優勝するチームの日常を送れといわれていたので、自分の中で意識したからこそ優勝できたのかなと。(――ミーティングでは何を言われたか)試合中には相手の戦術似合った自分たちの戦い方と、鼓舞する声はもちろん、接点と言ったものを一からしっかりやろうと言ってくれて初心を思い出せました。優勝が決まった後のミーティングでは、1回優勝することはどのチームもできて、2回、3回と優勝するのは中々できないと。自分たちにとってここは通過点に過ぎなくて、今日は喜んで良いけど明日からは切り替えようと。(――次のウィンターステージへの意気込みを)優勝チームと言うことで注目されていますし、どのチームも立教だから頑張ろうと意気込んで来ると思います。自分たちのやってきたラクロスや得点力を信じてサマーのように2桁得点を目標にやっていきたいです。」

#2立川
「サマー優勝を目標としてみんなで掲げていたので、それが達成できて素直に嬉しいです。(――個人として振り返ってみて)みんな焦っていたりした部分で自分が冷静にグラウンド全体を見て指示もできました。(――対武蔵大戦の得点について)1点です。2点アシストしました。いつも攻めないので、試合は7×2の14分ですが、僕はコーチの瑞希さんにずっと出ろと言われていて、ディフェンスはお前がいないと成り立たないと言われていました。その中でチャンスの時に上がって決めることができたのは良かったです。(――学生コーチの河野さんについて)本当に教え方もうまいですし、瑞希さん自身がうまくて。サマーが終わって少ししたら留学で海外に行ってしまうと言っていたので、それの前に優勝という形で恩返しができたかなと思います。(――印象に残っている言葉は)点を決めた方が目立つっていうスポーツですが、自分のディフェンスをすごく評価してくれて、お前はこういうプレーが良いっていうように。そういう時も素直に嬉しいですし、ディフェンスをやっていて良かったなと思います。(――ウィンターリーグでは追われる身となりますが、意気込みを教えてください)正直、立教は上手いというよりは接点で強いという存在です。正直上手さだったら早稲田や明治とかの方が上手いです。そういう意味では追われる存在ではありますが、チャレンジャーだと思ってもう1回戦って勝てたらいいなと思っています。(――同期の仲間にメッセージを)正直ディフェンスが安定したりしなかったりっていうのがあって、僕は下から見ていて大きな声で支持したりたまに怒ったりしますが、今日はとてもみんな良かったのですごくいい出来だと思います。失点が少なかったのはみんなのおかげだと思います。僕は点を決めないディフェンスのプレーヤーなので決めてくれた選手に感謝です。」
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