2017/10/02

ハンドボール部


入替戦で明大に悔敗、1部復帰は来季へ持ち越し

◆平成29度関東学生ハンドボール連盟秋季リーグ 入替戦◆
10月1日 対明大  国士舘大多摩キャンパス


平成29度関東学生ハンドボール連盟秋季リーグ戦 入替戦
立大
26
14-16
28
明大
12-12

 1部昇格の夢が、はかなく散った。明大との入替戦に挑んだ立大。劣勢だった前半から、後半に息を吹き返した。速攻が決まり10分に逆転。そのままリードを保ち、勝利は目前だった。だが、残り3分で秋田(社1=愛知)がまさかの退場。主導権を渡してしまい、土壇場で逆転を許す。60分間の死闘も虚しく、26-28で悔敗となった。現実は、想像以上に厳しかった。


 
試合中、戦術を確認する立大選手たち
 グッと涙をこらえ、主将・昆(コ4=不来方)は取材に応じた。第一声で「悔しいのひとことです」とチームの思いを代弁。笑顔が似合う男も、この時ばかりは深海のように表情が沈んでいた。

 半年間は、この日のためにあった。春2部降格を喫して以来、1部に返り咲くため鍛錬の日々を過ごしてきた。比嘉栄(コ4=興南)や下地(コ3=興南)、小川(済2=駿台甲府)といった主力に怪我人が続出し、万全でないチーム状態だったが、控えに出番が回ってきたことでチーム力が向上した。結果、東日本インカレ3連勝、秋リーグは9連勝での全勝優勝。選手の育成と、勝利の両立を続けての12連勝はお見事だった。


そして、勢いそのままにチーム全員で決戦へ挑んだ。試合前日の練習後、佐々木(コ2=利府)が作ったモチベーションビデオを全員で鑑賞し、チームは心を一つにした。試合前のミーティングで主将は「チャレンジする側なので怖いもの知らずいこう。自分たちは失うものはないし、入替戦の出場権はリーグ戦で勝ち抜いてきたものしか与えられない。そのことに喜びを感じながら試合をしよう。盛り上げて、とにかく声を出して楽しもう」と鼓舞。1部への想いを、プレーで体現した。

 2部校とは体格もスピードも違う明大だったが、善戦。2点のビハインドで終えた前半から一転、後半は立教らしいプレーを何度もみせた。速攻を中心に攻撃を組み立てるとエース・下地が着実に得点する。磯田(営3=愛知)、関根(コ2=浦和学院)もそれに続くようにゴールネットを揺らした。守備では松川(コ3=興南)や秋田がしつこく相手に食らいつき、自由にプレーをさせない。GK荻原(コ2=拓大一)は顔面でシュートを止るなど、気合を見せる。すると8分49秒、黒島(営4=興南)がサイドから大きな弧を描くループシュートを決め、立大はこの試合で初めてリードをつかむ。リードはその後3点に広がった。

得点を決めた関根は渾身のガッツポーズ

 それでもこの大一番、勝利の女神は優柔不断だった。そのままリードは広がらず、一進一退の攻防が続く。すると27分、1点差となったところで思わぬピンチを迎える。それまで懸命の守備を続けていた秋田がファールをとられ、2分間の退場を宣告される。これが大きな痛手となり、一気に劣勢に立たされた。28分38秒、勝ち越しゴールを許すと、さらに試合終了直前にも失点。そのままゴールを奪うことはできず、26-28で笛が鳴った。その瞬間、荻原は天を仰ぎ、比嘉栄は膝に手を落とした。この悔しさは、一か月後のインカレで晴らすしかない。


(10月2日・浅野光青)


◆コメント◆
#20 昆
―今日はいい試合でした
いいプレーが多かったですね。前半に0-4になって、前だったら慌てていたと思うけど、今日は落ち着いて1点ずつ返せば大丈夫、60分経った後に勝ってればいいからと言って、落ち着いてプレーできました。じわじわ点を縮めて、下地がマンツーマンをつかれた後も得点力が落ちなかったので、自分たちの中では出し切ったと思います。退場とかもあって、本当にわずかな差なんですけど、そこは実力が足りませんでした。

―応援が多く来ていました
応援は力になりました。辛い場面でもあれぐらい皆が足を動かすことができたのは、応援の力です。ありがたいです。

―インカレで4年生は最後です
残された何試合かを一生懸命にがむしゃらにやっていきます


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