2017/10/18

アメリカンフットボール部


悲しみの雨、開幕4連敗

◆2017年度関東大学アメリカンフットボールリーグ戦◆
10月15日 対慶大 富士通スタジアム川崎

10月15日 対慶大UNICORNS

1Q

2Q

3Q

4Q

Total

立大

10

16

慶大

17


この日は朝から、雨が降り続いていた。リーグ戦4試合目の相手は慶大。これまで3連敗中の立大は、なんとしても勝ち星を手に入れたいところ。立大はランで攻め続け、最後の最後まで拮抗した試合運びとなった。しかし勝ちきれず、結果は黒星。実に悔しさの残る一戦だった。アメフトの神様は今日も、こちらを向いてくれない。

ディフェンスに追われながら走り抜ける荒竹
立大のリターンで始まったこの試合。RB#2荒竹(法2)や#21林(文3)のランで攻めるも、幾度も慶大の壁に阻まれてしまう。思うように攻撃が続かず、一度もファーストダウンを更新できない立大。残り33秒、慶大にFGを決められ、そのまま0-3で第1Qは終了。続く第2Qは立大2回目の攻撃で試合が動く。ボールを受け取った#21林は自陣25y地点からフィールドを華麗に疾走。なんと、一挙に53yのゲインである。QB#3若狭(社2)からWR#10鈴木(文4)へのパスで4yを。続く#2荒竹のランで5y、さらに8y。ダウンを重ね、ジリジリと詰め寄る立大。ゴールラインまで残り15y、TDが見えてきた。ここでタイムアウトを取り、一度体制を立て直す。さあ、再び攻撃。WR#80河本(コ3)は一度阻まれるが、続くセカンドダウンで#21林のランが成功。駆け抜ける6y、#2荒竹が決死のTD。沸き上がる立大ベンチ。WR#98吉田(コ2)がTFPも確実に決め、7得点を獲得。しかしその後、慶応も負けじとTD、さらにTFPも決め7-10。残り時間1分、再び攻撃権は立大に。ダウンを更新できず、パントかと思われたがまさかのロングキックが成功し、一気に敵陣33y地点へ。勢いに乗って#2荒竹がランで23yゲイン、そして前半終了のホイッスルと同時に#98吉田のFGが成功。なんとか追いついた立大。10ー10で後半へ。

第3Qは序盤から立大が魅せた。慶大ボールで始まるが、DB#22若林(社2)が慶大のパスを奪い取る。インターセプトはやはり、盛り上がる。ここぞとばかりにランで、パスで、攻める立大。慶大ディフェンス陣に4y押し戻されるものの、最後は#98吉田が飛距離33yのFG。その後も両軍が一進一退の攻防を繰り広げるが、得点までは至らず。

13-10で運命の第4Qへ。12分後に恵みの雨を浴びるのは、白軍ラッシャーズか。それとも、濃紺軍団ユニコーンズか。立大は#2荒竹と#21林のランを中心にダウンを重ねるが、慶大の壁が彼らに襲いかかる。しかし、立大ディフェンス陣も負けてはいない。密集して組まれた頑丈な一枚岩。そびえ立ったと思えば、力強くタックルして相手をなぎ倒し、慶大の得点を許さない。そして、敵陣10y地点から始まった立大4回目の攻撃。慶大を引き離す大チャンスだ。できればTDを決めたいところだが、なかなか前に押し進むことができない。苦心の末、フォースダウンでFG。#98吉田が本日4度目の成功。ここで残り時間は1分27秒、点数は16-10。誰もが、立大がこのまま逃げ切ることを予想したであろう。だが、現実はそれほど甘くなかった。パスで攻める慶大に、みるみるうちにダウンを重ねられてゆく。気付けば、ゴールライン残り12yまで迫る一角獣。その勢いで慶大のTD、TFPが成功し、まさかの逆転を許してしまった。立大に残された攻撃時間は、たった13秒。空からは冷たい雨が降り続けるが、彼らの心の炎は決して消えてはいなかった。QB#3若狭(社2)が、自陣35y地点から飛距離34yのロングパスを放つ。全力でフィールドを走り抜ける#80河本が執念のキャッチ。残り8秒。またも気合の27yロングパスを#80河本が掴み取る。残り2秒。これが、最後の攻撃だ。敵陣14y地点から#98吉田がFGを狙う。慶大ベンチが声を上げ、キッカーの集中を削ぐ。勢いよく蹴り上げられた楕円型のボール、放物線を描き天高く上ってゆく。会場の全員が、その軌道を目で追った。入れば、立大、外れれば、慶大の勝利。ボールはわずかに右に逸れ、ゴール失敗。同時に、試合終了のホイッスルが無情にも鳴り響く。男達は、天を仰いだ。空からは悲しみの雨が降り注いだ。

(10月16日・斎藤まな)

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