2017/10/19

野球部


投手陣が9四死球の乱調… 慶大から勝ち点落とし、優勝の可能性ほぼ消える

◆平成29年度東京六大学野球秋季リーグ戦◆
10月17日 対慶大2回戦 明治神宮野球場

2回戦

1

2

3

4

5

6

7

8

9

0

0

0

0

0

0

2

0

0

2

2

1

2

0

0

0

2

0

×

7

(立)●手塚、宮崎、田中誠、中川、橋本-藤野
(法)〇関根、高橋佑、石井-郡司

3連敗中の重い空気は、2日間降った雨でさえも流してくれなかった。5点を追う9回二死、高取(コ4=日大二)が空振り三振に倒れ、立大は力尽きた。慶大に2連敗。大きな勝ち点1を落とした。試合終了後、カクテル光線に照らされたグラウンドからナインは足早にベンチ裏へと消えた。

1回裏、岩見(奥)に本塁打を浴びた手塚
優勝の可能性は、開始数分でしぼんだ。1回裏、 先発・手塚(コ2=福島)が“慶大のエルドレッド”に先制パンチを食らう。二死三塁から4番・岩見(4年=比叡山)に投じた6球目。決して甘いコースではなかったが、外角スライダーを軽々とバックスクリーンへ運ばれる。六大学記録に並ぶ、今季7号の特大2ランを献上してしまった。15日の試合が雨により2日順延し、スライド登板となった手塚。生命線である制球が影を潜めた。2回にも失点すると、3回、岩見を四球で歩かせた場面で降板。一死一、三塁のピンチでマウンドを宮崎(コ2=相模原)へ譲った。

その宮崎も誤算だった。清水(4年=桐蔭学園)を中飛に打ち取った後、突如崩れる。倉田(4年=浜松西)に四球を与え満塁とすると、そこから制球を乱す。郡司(2年=仙台育英)、照屋(4年=沖縄尚学)と連続の押し出し四球で、さらに2点を失う。青息吐息の投球で、5点差に広げられた。たまらず溝口監督は田中誠(コ2=大阪桐蔭)をマウンドへ送り込む。エースは満塁のピンチを切り抜けると、その後も3回を無失点の快投。執念のリリーフをみせた。ベンチでも先頭に立って声を枯らし、味方の反攻を待った。

7回、山根が追撃の3号ソロを放つ
しかし、15℃あまりの気温の中で、長時間の守備から攻撃へ転じるのは難しかった。打撃陣は、慶大先発・関根(1年=城東)の前に手も足も出せず、6回まで6三振。安打はわずか2本に抑え込まれた。7回、山根(営4=浦和学院)、藤野(営2=川越東)が左翼席へ本塁打を放ち2点を返すも、後が続かない。その裏に中川(コ1=桐光学園)が連打を浴び2失点し、反撃ムードが潰えた。9回、二死一、二塁の好機に高取が空振り三振に討ち取られ、万事休す。痛い、痛い敗戦を喫した。

計5人の継投も、9四死球と乱調。仕事を果たしたのは、田中誠だけだった。打撃陣は1番・熊谷(コ4=仙台育英)、3番・飯迫(社3=神戸国際大附)、5番・大東(社4=長良)、7番・笠松(コ4=大阪桐蔭)と春、優勝へ導いた主軸のバットから快音が聞こえず、散発の5安打。打線が「線」にならなかった。投打ともにちぐはぐで完敗し、連敗は「4」に伸びた。試合後、主将・熊谷は悔しさを押し殺し、「(雨で順延になって)切り替えはできていたつもりだったが、何とかしようという気持ちが一人一人足りていなかった。そういう面で相手の方が勝ってたのではないかと思う」と言葉を絞り出した。喉から手が出るほど勝ちたかったこの一戦を落とし、2季連続優勝が絶望的となった。

(10月18日・浅野光青)


◆コメント◆
溝口監督
「今日はちょっと野球にならなかったですね。投手は四球出し過ぎで、ことごとく出た投手が打たれる。打てない攻撃陣もですけど、守備のリズムが悪過ぎました。ミーティングでは、投手にあれでは話にならないということを言いました。1試合目の反省を生かして今日なんとかする、という意識が足りなかったので、そこをなんとかするためにどうすればいいか選手で話し合えと言いました。でも、まだ来週がありますからね。4連勝のあとに4連敗という結果はもう仕方がないとして、引きずらずに1カードを絶対に勝つというみなぎったゲームをしたいです。(就任から見てきた4年生に思い入れは)もちろんありますよ。まるまる4年間見てきたので。春、全日本で優勝して今は優勝云々言えない状況ですけど、最後のカードをしっかり戦って引退しほしいです。」
主将・熊谷#10
「今日は、自分らが打線になってなくて点も取れなかったですし、淡白な攻撃が続いたかなと思います。そんなに手塚も悪かったわけではないですけど、やっぱちょっとボールが浮いたってとこを狙われてただけなので、守りでもう少し我慢できたらよかったのではないかなと。やっぱり自分が1番打ってて、(慶大戦で)9打席ヒットないっていうのが突破口が全く開けない状況だったと思うので、1番が機能しないとこういう苦しい試合になるんじゃないかなと思いました。優勝というのはほとんど消えましたが、4年生の集大成として意地を見せつけたいですし、4年生から後輩に残せるのは法政戦の2試合しかなくなったので、そういう面で後輩にいいものを残せるように頑張っていきたいなとは思います。」
先発の手塚#19
「(本塁打の場面は)自分なりに投げ切れたと思いましたし、相手の方が力が上だったなと思います。欲を言えば、バットに当たらないところに投げ切らなくてはいけないなと。それは、法政戦でしっかり修正できるようにしたいです。もちろんホームランはケアしていましたし、個人的には次の球で勝負と考えていたので、今の自分の実力だなと思います。起きてしまったことは反省して次に生かすしかないです。結果で応えないと2戦目に投げさせてもらってる意味がないので。」





 

 

選手名

学年

出身校

打数

安打

打点

(遊)

熊谷 敬宥

コ4

仙台育英

4

0

0

(二)

林田 景太

コ3

島原

3

0

0

(左)

飯迫 恵士

社3

神戸国際大附

4

0

0

(中)

 山根 佑太

営4

浦和学院

3

2

1

(一)

大東 孝輔

社4

長良

3

0

0

種田 真大

営3

大垣日大

1

0

0

(捕)

藤野 隼大

営2

川越東

4

2

1

(三)

笠松 悠哉

コ4

大阪桐蔭

2

0

0

山岸 哲也

観2

日大鶴ヶ丘

0

0

0

江藤 勇治

済2

東海大菅生

1

0

0

(右)

高取 克宏

コ4

日大二

3

0

0

(投)

手塚 周

コ2

福島

1

1

0

宮崎 晃亮

コ2

相模原

0

0

0

田中 誠也

コ2

大阪桐蔭

0

0

0

髙田 涼太

コ4

浦和学院

1

0

0

中川 颯

コ1

桐光学園

0

0

0

橋本 敦也

済3

大分上野丘

0

0

0

 

 

 

 

31

5

2

 

 



立大メンバー表
10熊谷仙台育英笠井桐蔭学園
17橋本大分上野丘笠松大阪桐蔭
11田中誠大阪桐蔭23林田島原
19手塚福島39山岸日大鶴ヶ丘
16宮崎相模原26江藤東海大菅生
15中川桐光学園髙取日大二
21比屋根興南田中健大垣日大
12江波戸成田国際山根浦和学院
22髙田浦和学院飯迫神戸国際大附
27藤野川越東24種田大垣日大
34竹葉龍谷大平安29寺山神戸国際大附
13大東長良松﨑横浜
20林中敦賀気比

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