2017/11/06

剣道部


4年生男子、大学生活最後の全国大会。後輩達に残したもの

◆第65回全日本学生剣道優勝大会◆
10月29日 日本武道館
 関東学生剣道優勝大会では54年ぶりの3位に輝き、全国の舞台へと足を踏み入れた剣道部男子。今大会が4年生にとっては大学生活最後の大会となった。出来るだけ長く試合をしたい。そんな思いを胸に全選手は粘り強い剣道を続けるも、大健闘の末、2回戦敗退に終わった。最高学年として1年間、懸命に剣道部を支え、全てを出し切った4年生達。重荷がおりたのだろうか、彼らの表情はどこか清々しかった。

面の二本勝ちをおさめた今村
1回戦目は神戸大。先鋒・白山(法2=九州学院)からのスタートとなった。相手の選手は上段の構えから腕の長さを生かした打法で襲い掛かる。先鋒としてチームに勢いをつけたいところだが、両者共に隙を探り合うだけの硬直した試合運びで引き分けとなった。その後、次鋒・岡戸(法1=東海大付属浦安)、五将・古川(社4=立教新座)も引き分け、前半から流れをもっていけない立大。そんな中流れを作ったのは前回の大会で1勝しかできず、「貢献できなかった」と反省をしていた中堅・松下(法4=桐蔭学園)だった。

序盤の打突が流れを変えた。1分30秒での相打ちの場面、彼の竹刀がわずかに早く面を捉えて、1本を獲得する。これに対して相手は猛反撃。だがうまく逃げ切って1本勝ちをおさめた。試合直後には笑顔で仲間と小手をぶつけ合い喜ぶ場面も見られた。この勝ちに続き、副将・澤田(営4=九州学院)は試合終盤の引き胴で1本勝ち、大将・今村(文4=東福岡)は面で2本勝ち。計3-0で勝利をおさめた。4年生の活躍が2回戦へと駒を進める。

2回戦目は鹿屋体大。過去10度表彰台に上がる強豪大学との一戦となる。

試合に動きを作ったのはメンバー唯一の1年生次鋒・岡戸だった。試合は序盤から硬直。両者にらみ合いが続く。打ち合うものの審判の旗はピクリとも動かないまま4分を過ぎた。残り1分。その時だった。相手が面を打とうと動いた瞬間、岡戸は姿勢を低くし、鋭い小手を決める。審判の旗は3本上がり、文句なしの1本となった。これに続くかのように五将・古川も面での1本勝ち。優位に試合を進めていく。そのまま勝ち進みたい所、だが続く中堅・松下は開始3秒で面を決められ敗戦。三将・古田(文3=九州学院)も審判の旗を1本も上げさせることなく敗戦した。立大は一気に厳しい展開となる。



副将には澤田と変わって入った今村が登場。試合中盤の相打ちの際、今村の面が決まったと思われたが旗は相手側に2本上がった。この時点で2-3、勝負の行き末は大将・澤田に託された。勝てば代表戦へもつれ込む可能性もある。「なんとか1本を」。そんな試合を期待したが相手も逃げ切ろうと必死。決定打を打ち込むことが出来ないまま時間が過ぎて引き分け。計2-3、僅差で立大は敗れ、ベスト32という結果に終わった。
相手の隙を伺う澤田
4年生が主力となり今年も全国大会出場を果たした立大剣道部。主将・今村は「負けてしまったが後悔はない」と試合を振り返り、清々しい表情で「自分たちで考えて一から剣道部を作り、常に全国大会へ行けるチームを目指して欲しい」と後輩達への期待を語った。年間を通じて強い立大剣道を支えた4年生の今後の進路先は実業団で再チャレンジする者、剣道の指導者を希望する者様々。今後とも彼らの活躍、今までの活躍を見てきた後輩達が作り上げる立大剣道部に期待したい。

(10月30日 山口史泰)
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