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2018/07/01

アメリカンフットボール部


春季オープン戦初黒星に中村監督「気持ちの差で負けた」

◆第42回桃山学院大学定期戦◆
6月24日 対桃山学大 ポールラッシュメモリアルフィールド(山梨県清里)

6月24日 対桃山学大 Thundering Legion Lions

1Q

2Q

3Q

4Q

Total

立大

14

桃山学大

10

23


 春季オープン戦3連勝のRushersに黄色信号だ。ここ1週間で主力のけが人が続出。不安要素を抱え迎えた今試合は、桃山学大のパスプレーに翻弄されてしまい今季初黒星を喫した。

今試合、FGとTEPを正確に決めた吉田(コ3)
 桃山学大の攻撃から始まったこの試合。相手の攻撃を阻もうとするが、シリーズ更新を何度も許し、FGを決められ、3点を先制されてしまう。その後攻撃権を得たRushersは約2分と短い攻撃時間ながらも残り1分でTDを決め逆転する。第2Qも桃山学大の攻撃から始まりシリーズ更新を何度も許しながらも、相手のFGが外れ無失点で乗り切る。攻撃権を得たRushersは#4若狭(社3)から#80河本(コ4)へのTDパスで14-3と突き放す。しかし、その20秒後、相手のロングパスが通りTDを決められる。さらに、前半終了間際にFGを許してしまい14-13。わずか1点差で前半を折り返す。


試合後、両校の選手たちは熱戦を讃えあった
 終盤に立ち込めた悪い流れを一掃したいRushersだったが、桃山学大のパントを取れず、相手がリカバー。残り約20yとされたところでFGを決められ逆転される。さらにその後もTDを決められ14-23と突き放される。何度も反撃を試みるRushersだったが思うように前に進まず後半、無得点のまま試合終了。今季初黒星を喫した。
 「勝つ気持ちが練習から少なかった」。試合後中村監督は険しい表情でそう語った。主力が抜け、万全の状態で試合には望めない中でも相手に食らいつく心を監督は期待する。次戦は東洋大戦。2部に所属する格下の相手だが、いかに気持ちを切らさないかが勝利へのカギとなるだろう。




(7月1日・玉真拓雄)

◆インタビュー◆
中村監督
――今日を振り返って
点差以上に完敗だね。闘志が向こうの方が上回ってた結果じゃないかな。
――次戦への意気込み
ファンダメンタル、いわゆるフットボールの戦術的な勝ち負けではないので。今は、環境が変わったら自分の力を発揮できない。その程度のファンダメンタルなので、もう一回それを見直します。

#4若狭
――今日を振り返って
圧倒して勝たなければいけない相手に、やられて。オフェンスも相手のミスでTDしただけだし。自分たちがドライブして得点したっていう印象は自分的にもないから。メンツがどうとかもあっただろうけど今いるメンバーでやんなきゃいけない。そんなかで引っ張っていかなきゃいけない自分が、焦ってインターされて、重要なところでね。そこが敗因かな。
――去年は圧倒的な勝利。違いとは
去年俺は2年だったし特に何も考えずプレーしてたからよくわからん。でも今年は去年から出てる俺がチームを引っ張らなきゃいけないのに、結果として自分が足を引っ張ってしまったね。

#8主将・森上(営4)
――今日を振り返って
これが自分たちの実力なのでという話はみんなと試合終わった後にして。ミスした人も、なにがいけなかったかというのは全員が分かっていると思うので。そこに関してはある意味収穫なのかなと思います。それでもやっぱり、試合までにできることはあったのでそれをもっと今後は求めていくし、全員もっとやらないといけないと思うので、そこの厳しさは絶対必要かなと思いました
――具体的な修正点は
試合を大きく分けてしまったポイントが、当たった後のリカバーの遅さとか相手を追いかけるシチュエーションでキャッチアップして逆転してというシチュエーションでワンプレーにかける時間が多すぎた。
――今回は自分たちが求めているプレーが体現できなかった
そう思いますね。ディフェンスは相手のプレーのスピードに合わせていたので。DLさえリアクションできていれば一人で止められるようなプレーもたくさんあったと思うので、相手の遅いОLのブロックに合わせて動いて取られてゴリゴリ持って行かれたというのが多かったので、そういうところは修正点ですし、一番の弱点なのかなと思います。頭使ってプレーできていないなと。うまくないし、特別大きいやつもいないので、力と技で勝てないなら頭とかで勝つしかない
――戦術的な面
戦術も含めてですね。難しい戦術ってある程度の能力を要するので。どちらかというと共通認識の方が大事で、ディフェンスならこのプレーはこう止めるみたいなこと、今日は控えのメンバーが結構出ていたので、そういうところは明らかに足りなかったなと思いますね。そこに関しては差がないようにある程度のレベルまで。その上でスキルだとか力が乗っかってくるので、そこに差が出るのは仕方ないですけど、頭の部分は差がないと思うので
――今日の相手のオフェンスの印象は
そんなに強い相手じゃなかったと思うんですけど。勝たなくてはいけない相手だったけど…という感じでしたね

#2荒竹(法3)
――今日を振り返って
絶対勝つという気持ちでやっていたのですが、こういう結果になったので、自分たちの中でも油断じゃないですが、そういうものがあったのかなと。
――その油断の原因などは
今シーズンまだ負けていなくて勝ち勝ちで来ていて、それはいい意味でもあるのですが、その中で自分たちが慢心じゃないですけど悪い方に繋がっちゃったかなと思います。
――どんな相手だった
普通にやっていても全然強いというか、力のあるチームでしたし、ランを止めに来ていたので、自分のランを出したかったかなと思うのですが、あまり出すことができなかったので悔しいです。
――去年と比べては
去年も一応出ていたのですが、一応2年生で、上の人たちに乗っかっている部分があったのですが、今年はもう上級生で、しかも上の人も怪我していて自分が引っ張るという状況だったのですが、あまりできなかったので。しかも去年は結果は勝っていたのに今年は負けてしまったので悔しいです。
――今日の点数について
オフェンスとしては後半0点で、前半に関しても2本しか取れていなくて、ボールを取られる場面もありましたし、時間がなかったというのもあると思うのですが、その中でどう攻めるかとかも考えなくてはいけなかったので全然ダメでしたね…
――けが人が多い影響は
けが人はディフェンスで多少は影響あると思うのですが、このチームでやらなきゃいけない中でこの結果になったので、今のチームの実力なので…
――試合が続いて調子は
最初のほう怪我していて、同志社戦と桃山戦で復帰できて懸けていた思いはあったのですが。でも東洋戦があるので、JVといえども自分も出る可能性あるので最後まで頑張ろうと思います。
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