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2018/10/02

ハンドボール部


家族に「勝利」をプレゼントできず・・・それでも戦い続ける闘士たち


◆関東学生秋季リーグ戦◆
  9月22日 対日体大 日体大健志台キャンパス第1体育館
関東学生秋季1部リーグ  第5戦
立大
30
15-16
33
日体大
15-17


ノールックパスをする下地。
勝利のためには、この男の存在が欠かせないだろう
接戦をものにできなかった。
 秋季リーグ第5戦。日体大と対戦した立大は、序盤から上背のある相手の攻撃に苦しみ失点を重ねていった。比嘉(コ3=浦添)や関根(コ3=浦和学院)ら攻撃陣が奮起し大幅にリードされることはなかったものの、健闘むなしく30-33で惜敗。点差以上に1部常連校との力の差を痛感した。

 「今日はいつもの利輝じゃない」。沖縄から観戦に駆けつけた下地(コ4=興南)の母・操(みさお)さんには、息子の“不調”はお見通しだった。高熱と腰の怪我に苦しみ、思うようなプレーができなかった国士大戦から2週間。下地は「もう怪我も良くなり、コンディションも悪くはない」と自身の好調ぶりをアピールしたが、この日もまだまだ“いつもの利輝”とは程遠く、コート内での輝きを失った。7mスローも2本失敗。中盤では相手の素早いマークに苦しみ、チャンスメイクをすることができなかった。

“脱・下地”を果たした今年のチーム。比嘉、関根、山本(コ2=浦和学院)の活躍もあり、チームとしては30得点とまずまずの出来だったが、それでもやはり立大には下地の活躍が欠かせない。「チームとしては勝負所でのシュート確率をもっと上げて、自分は司令塔としてもっとチャンスメイクをしないといけない」。闘将は冷静に試合を振り返ったが、決して怪我や体調不良を言い訳にはしなかった。今回はお世話になった母に勝利をプレゼントすることはできなかったが、11月に行われるインカレに向けては「絶対勝ちます」と力強く意気込んだ。

GK荻原(コ3=拓大一)の祖母・せつ子さんも観戦に訪れた。ハンドボールのルールは「あまりよくわからない」ものの、孫の努力は誰よりも知っている。前半開始早々に訪れた大ピンチ。荻原が左足を伸ばして懸命のセーブを見せると、せつ子さんはイスから立ち上がって“背番号1”に拍手を送り、「大地ナイス!」と声をかけた。幼かった大地は、今では立派な“立大の守護神”へと成長していた。

厳しい戦いが続く1部の舞台。それでも選手、ベンチ、応援が一体となって戦っている。自分のため、仲間のため、そしていつも見守ってくれている家族のために。選手たちはそれぞれの想いを胸に秘めて、チーム一丸となって「1部定着」を目指す。


(9月28日・小根久保礼央)


◆コメント◆
主将・下地
「司令塔としてゲームメイクできなかった。相手は走ってくるチームで、点の取り合いになるのは想定していたけど、自分たちの決定力の無さとかシュートミスが響いて、最後の3点差という結果に表れたと思う」

比嘉
「前半、後半の入りは良かったけれど、最後の詰めが甘かった。1点差まではいくけど、同点、逆転までいけないのが立大の良くないところだと思う」

山本
「個人的にはこのリーグ戦で一番出来が良かった。キーパーも得意な相手だったし、シュートも良いところに打てた。相手は当たりが強くて走ってくるチームだったけれど、フリーで突破させてしまったのでそういったところが課題」

中川監督
「悔しい試合。勝てた試合だった。日体大とは昔から力の差があったけれど、それにしては結構頑張っていた」

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