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2018/10/04

ホッケー部男子


試合開始9分、あの〝一橋〟に先制点。しかし4Q目に同点で終戦

◆平成30年度 関東学生ホッケー秋季リーグ戦 2部 第2戦◆
9月8日 対一橋大 駒澤オリンピック第1球場 11:45~

秋季リーグ 2部 第2戦

立大

1-0 0-0

一橋大

0-0 0-1

立大・得点者

#14福田(第1Q)


第1Q、ゴールを決めた福田


 試合開始9分、#12福田(法3)が先制点を放り込んだ!初戦に勝ち点を挙げ、迎えた2戦目。立ちはだかったのは春に0-3で終えたあの一橋。先制し、そのまま耐えるも、さすがは一橋。同点弾を打たれ、1-1で試合終了。「勝ち点3を取り切れなかったことが率直にすごく悔しいです」(中田=文4)と悔しさが残った。

 「正直ね、負けると思ってたの」。試合後、今試合の功労者・福田(法3)がこぼした。春に0-3で撃退された。立大が行っていないランニングトレーニングを行い、全体的に脚力が備わる一橋。抜け穴を探していた。そんな時、チームメイト・武田(文3)がこう言った。「一橋は1クオーター目で抑えれば大丈夫だ!」。その言葉を体現したのが、福田だった。
 エぐるという、ホッケー用語がある。それは、右サイドから、ゴール前へとシュートまで持っていくことを示す。福田はずっと、その〝エグリ練〟を積み重ねてきた。「まさにやっていたことができたというか」。日頃の努力がフィールドで発揮された。エグリの師匠と崇拝するのは、主将・中田。「こうせいさん(=中田)がえぐるの上手いの。だから合わせられたのがうれしかったな」と振り返る。「やっと貢献できたかな」。春に初ゴールを決めた男は今となっては、得点の常連者。FWの看板は板についている。 立大の快進撃となった前半が終了し、一橋サイドから大声が聞こえた。「立教の方が俺らに勝とうとする気持ちが強いぞ?気持ちで負けてるぞ」。敵陣の焦りが感じられた。
 迎えた後半戦。「全員で守れ」とベンチから指示が飛び交うように、一橋は容赦なく攻め込んできた。4Q目、相手PCチャンスが3回到来。立大は押せ押せ状態。試合時間、残り3分と差し迫った時、王者・一橋が顔を出した。ほんの一瞬のことであった。タッチでシュートを決められてしまう。「勝ち切りたかったけど、やっぱりつえーな」(福田)。何ともいえない状況になった。しかし、ここで更に追加点を決められれば負けてしまう。「時間使え!逃げ切れ!」。ベンチから声が響く。終了音とともに、一橋相手に引き分けが確定した。
 この日は、いつもに増して猛暑。照り返しも尋常ではなかった。しかし、「こんなの涼しいくらい。夏練やってよかった。黒くしてよかった!」と笑いながら福田は答える。強靭な体力と戦術を身に着けた平成最後の夏。彼らの強さは春とは、もう違う。それを証明したのが今試合だろう。
 次戦は成城大戦。成城には春に5-0で快勝を収めただけに、「大量得点いただきます」と福田は宣言。一橋大と勝ち点争いになるのは目に見えている。「絶対にプール1位通過して、大量得点で勝つことを目標」と中田。あと2週間、されど2週間。彼らの勝負は、まだ折り返し地点にすら立っていない。始まったばかりだ。
(9月22日 小林桂子)
ベンチで福田がハイタッチ。ゴールの喜びを分かち合う


◆コメント◆ 主将・中田
ー今日の試合をふりかえって
勝ち点3を取り切れなかったことが率直にすごく悔しいですね。


ー今日の反省点
やはり4Qめに締めがうまくできなかったなというのが反省点ですね。


ー今日の収穫
収穫は2つあって、まずは先制点をとれたこと。しっかり先制点を取ることによって相手が焦ってくれたので、1点取れてよかったなっていうのと、もう一つはやっぱりベンチも、ベンチ外も、ギャラリーで見てる人も皆で、チームで一つになって声出しあって、チーム一丸となれた試合だったかなと思います。

ー今日の目標
今日は、やっぱり王者なので無失点。プール戦なので。負けなければいいと思っていました。無失点を目標にやってました。

ー今日の満足度
まぁ60点くらいですね。

ーその40点分はどう補うか
成城大はやはり格下なのですが、一橋が引き分けたので、あとは得失点差になってくると思うんですよ。勝ち点7で。そうなってくると点を取らなければならない。そういったところで決定力と上げていこうかなと。2週間しかないので決定力を高めていこうかなと思っています。

ー主将からみた一番輝いていた選手
坂東くんですね。攻守に渡って、一番真ん中のポジションで頑張って活躍してくれたのでね。すごいよかったなと及第点以上の得点を上げたと思っています。

ー次戦・成城大戦への目標
まずは絶対にプール1位通過して、大量得点で勝つことを目標にしています。

福田(法3)
ー今日を振り返って
いやーー、正直ね、負けると思ってた。やっぱ、春3ー0で負けたし。負けると思ってたんだけど、武田が一橋は1クォーター目を抑えておけば、大丈夫だ!って言ってて、それであの一点いれられたから、それでよかったかなって。

ーそれが自分だったっていうのは?
やっとチームに貢献できたかなーって。こうせいさんが、キャプテンが、その上いこうって、この試合でもプール決めようって言ってたから、ちょっとは力になれたかなーって。安心したっていうのかな。

ー1クォーター目の時、ゴール前に選手たちが密集していたが、よく決められたね あれ結構練習してた、右から入るのをえぐりって言うんだけど、ホッケー用語で本当にえぐるっていうのがあるんだけど笑 えぐり練っていう、あの形からそのシュートまで持っていくっていうのを練習してたから。まさにやってたことができたというか。

ーえぐりは得意だったのか
えぐりはね、こうせいさんがえぐってたの。こうせいさんがえぐるのうまいの。自分は中でまってて、自分でえぐるのそんなに上手くないけど、こうせいさんのに合わせられたのが一番うれしかったかな。

ー1クォーター決めるとチームの雰囲気は変わったのか
なんかもう押せ押せになってたんだけど、チームの雰囲気はよくなったんだけど、自分がゴール決まった後に叫びすぎて、酸欠になっちゃって、1クォーター目で全然体力が戻らなくて、頼むって言って、後輩に代わってもらったんだけど。押せ押せになってたから、すごいいい雰囲気になったから、よかった。自分のゴールで雰囲気変わって。

ー今日は暑かったが
めっちゃ暑い夏練耐えてきたから、今日とかも感覚狂ってるかもしれないけど、涼しいの。富士見はさ、40度とか50度とかになるの。日陰とかないし、風も入んないし、照り返しすごいくるからこんなのかわいいもん。まじで夏練やってよかった。黒くしてよかった。

ー4クォーター目で一橋が点を決めましたね
あれはねぇー、勝ちきりたかったけど、やっぱ一橋つえーなっていう。あれは、なんだろうね、なんともいえないね。

ー一橋が一番強いところってなんなのか
俺、相手のことあんまり知らないの笑 ミーティングしててもさ、ほーほーほーって分かってないの。その場その場でやる感じ。一橋の強いところか、あ!みんな走るところかな。体力化け物だから、ラントレとかすごいやってるし、その代わり立教はそんなにやってないから。本番ででちゃうよね。そういうところでも。まあ、強いなぁと思う。一橋のそういうの。

ー次は成城だが
ー練習試合はしたのか 成城とはしてない!まあ、成城は圧倒的な力で潰すとしか考えてない。フォワードが点をとりまくって、まずは上のプールを確実に決めたいからボコボコにするしかない。楽しく戦いたいけどね。

ー先輩たちは最近どうなのか やっぱなんだろ、いつのまにか雰囲気変わったなとおもって。チーム全体が。すごあ一年がさ、スタンドから声出してくれるの嬉しいし、今日とか歌とか歌ってくれたじゃん。で、ベンチも普通に声すごい出すようになったし、そういうのですごい先輩だけじゃなくてチーム力、雰囲気がすごく変わったなとおもって。びっくりした。あーほんとうに変わるんだなーって。夏練、自分さ声を率先して出して周りの人も声を出すようにしたの。だから、自分の影響じゃないけど、よかった。自分が地道にやっててよかったなと思う。
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